2020年12月号 SDGsとBCP

理念経営が危機管理を根付かせる
~組織の自立と存続をかけて~
Contents
巻頭インタビュー
危機管理担当者が学べる6つの役割
BCPの経験生かし広域圏事務組合で活躍
元空自幹部 奥能登広域圏事務組合危機管理官 佐藤令氏
ニュースダイジェスト
11月の危機管理・防災ニュース総まくり
事例
ESG経営を支える危機管理
01
理想の会社へ 社員一丸でまわすリスクマネジメント
全員が委員会に所属 年間スケジュール決めて活動
マルワ
02
水害リスクの高い土地 事業再開焦らずビジョン再考
社会貢献の視点で浸水施設を再生 いま変化のとき
ミールケア
分析 ANALYSIS
BCPの策定と実効性の違い
組織における風水害対策とBCP に関する調査第2弾
リスク対策.com
INTERVIEW
多様なリスクへの備えをSDGsの指標でチェック
気候変動に適応する「グリーンBCP」など注目
NPO法人エコロジーオンライン理事長 上岡裕氏
New Products
企業のリスク対策に役立つ商品・サービス
※リスク対策.PRO会員は、専用ページからダウンロードできます。
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多様なリスクへの備えをSDGsの指標でチェック
国連が定める「SDGs(エスディージーズ:持続可能な開発目標)」に取り組む企業が増えています。国際社会が目指すべきゴールに自社の事業がどう対応するのか、この機に整理してみるのは有意義でしょう。NPO法人エコロジーオンラインの上岡裕理事長は「これから起きてくるさまざまな『持続可能性の喪失』にどう対応するかという話がSDGsの中に込められている」とした上で「事業の持続可能性を高めるためにはBCPの中で検討される項目とSDGsをつなげていくことが重要」と指摘します。
2020/12/17
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PRO水害リスクの高い土地 事業再開焦らずビジョン再考
幼稚園・保育園を中心に全国500カ所の施設で給食サービスを提供する株式会社ミールケア(長野県長野市)は、昨年10月の台風19号で本社を含む拠点施設が浸水、復興に向けて歩を進めていたところに新型コロナウイルスが襲いました。関幸博社長が2つの災害から受け止めたメッセージは「変化」。社会貢献の視点から企業ビジョンを再構築して被災施設の再生にあたるとともに、経営理念をさらに浸透させて実践につなげようと決意をあらたにします。
2020/12/15
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PRO理想の会社へ 社員一丸でまわすリスクマネジメント
印刷会社の株式会社マルワ(名古屋市天白区)は、事業継続にかかるリスクをISO、ISMS、BCPなどの指標と 手法を使って洗い出し、解決に向けた取り組みの一つ一つをSDGsのゴールに照らしてセルフチェック、自社の目指す姿を達成するために必要なESG活動として毎年の経営計画に落とし込んでいます。それをまわしているのは、社員全員の実践と協力にほかなりません。
2020/12/11
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11月の危機管理・防災ニューストピック【新型コロナ世界の動き】再びロックダウンも
危機管理・BCP担当者がおさえておきたい最近の主なニュースをピックアップ。自社の取り組みのおさらい、振り返りに活用できます。今回は新型コロナウイルスに関連した世界のニュースをまとめました。
2020/12/02
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理念経営が危機管理を根付かせる
BCPの実効性を確保するには、日頃から経営基盤の可視化に努めなければなりません。ふと気が付くと必要な活動や連携ができない、そんな状況に追い込まれないように注意しましょう。そのためには、組織の自立に向けた太い価値軸を関係者全員が共有し、選択基準や行動規範として根付かせていくことが必要です。月刊BCPリーダーズ12月号は、自らの目指す姿に危機管理の取り組みを落とし込み、実践につなげている企業を紹介します。
2020/12/01