レジリエンス
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水難事故の救助迅速化へ、IoT活用した通信システムの有効性を確認
ハムステッド(東京都品川区)、ホシデン(大阪府八尾市)、京セラコミュニケーションシステム(KCCS、京都市伏見区)の3社はこのほど、総務省近畿総合通信局(大阪市中央区)が主催する「滋賀県琵琶湖地域における電波有効利用検討会」において、レジャー用船舶とその乗船者を見守るためのIoTネットワーク「Sigfox」を活用した通信システムを構築・提供し、実証実験を通じて有効性を確認した。
2020/01/24
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災害ボランティアでも動かせる牽引免許不要の国産トレーラー ケイワークスが開発
ケイワークス(愛知県豊橋市)はこのほど、多発する災害に備えるため、災害ボランティアでも動かせる牽引免許不要の国産トレーラー『TRAIL WORKS 520』を開発した。1月31日〜2月2日の3日間、幕張メッセで開催される「ジャパンキャンピングカーショー2020」に出展する。
2020/01/23
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一時休業でも雇用保険の「失業給付」が使える場合がある
大規模な自然災害により事業所が休止や廃止になった場合、会社としては、従業員の退職(解雇)を検討せざるを得ない場合もあるかもしれません。従業員が失職すれば、雇用保険の被保険者(従業員)として、雇用保険の基本手当(失業給付)の受給ができる場合もあります。しかし従業員を失職させてしまうことは、極力避けたいものです。会社の事業継続マネジメント(BCM)の観点からしても、従業員を繋ぎ止めておくことは、事業再開を迅速に進める上でも重要です。
2020/01/22
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ピクトグラムを防災に!
皆さんは「ピクトグラム」という言葉を知っていますか? ピクトグラムとは、「絵文字」「絵単語」「案内用図記号」など呼ばれていて、文字を使わなくても、見て直感的に情報を伝えられる視覚記号(サイン)の1つです。背景と図に明度差のある2色を用いて、表したい概念を単純な図として表現する技法が用いられています。トイレや非常口のマークなどを思い浮かべていただければ、どのようなものかご想像いただけるでしょう。この連載では、防災や危機管理分野におけるピクトグラムの使われ方、使い方を紹介していきたいと思います。
2020/01/21
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私たちは災害を予測すらできていない
風水害は、地震災害と違って事前に何が起こるかが把握でき、災害発生までに事前準備ができるリードタイムがあると考えられてきた。しかし、昨年、日本を襲った台風15号や19号は、予測を超えた大きな被害を各地にもたらした。これからの防災をどう見直せばいいのか。関西大学社会安全学部・社会安全研究センター長で人と防災未来センター長の河田惠昭氏に聞いた。
2020/01/19
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雪で滑らない靴が受験対策にも災害にも役立つ
1995年に1月17日発生した兵庫県南部地震は、冬の地震でした。この1月17日という日の前後に、センター試験も毎年実施されています。今年は18日、19日。年に一度の大切な試験日だというのに、この時期は雪が降ることも多いです。しかも、暖冬と言われる今年で、あちこちで今年は雪が少ないと言われているのに、なぜか試験日に雪の予報が出ているところもあります。そのため今週は、雪道で滑らない対策についてお伝えします。
2020/01/16
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瓦がめくれた過疎の被災地、発想の転換が必要
2019年9月9日千葉県千葉市付近に上陸し、甚大な被害をもたらした台風15号の被害をもろに受けた町の一つ、千葉県安房郡の鋸南町を2019年末に訪ねました。雨風をしのぐ肝心の屋根瓦はうろこを剥いだようにめくれ、今にも落ちそうな無残な様子をさらしていました。特にブルーシートがかかったままの屋根が多く見られました。このままでいいのでしょうか。過疎地の災害には発想の転換が必要ではないでしょうか。
2020/01/15
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今年も気負わずお伝えしていくかんね!
2020年明けましておめでとうございます! 本年もしっかり学び続け、学んだ事を発信し、簡単に、ちょっくら、お伝えできたらと思ってっかんね! 2020年も何卒よろしくお願い申し上げます!
2020/01/14
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愛ゆえに破滅をもたらす安全神話
読者のみなさま、本年もよろしくお願いいたします。1月17日は兵庫県南部地震=阪神淡路大震災から25年になります。25年前、その時、兵庫に住んでいた私はまわりの人から、常々、兵庫には地震がこないから大丈夫と言われていました。東京出身の私は、「兵庫県はなんて素敵な場所なんだ」と思っていました。大人たちが話してくれる内容は概ねこんなものでした。「兵庫県は六甲山地の固い安定した地盤で安全な場所だよ」と。
2020/01/10
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現地化する 悪いことはグレートマシーンにつながれていないときに起きる
1970年の夏は誰が思い起こしても最も暑い夏であった。海岸から離れた丘陵地帯や山岳部では、来る日も来る日も華氏100度になった。カリフォルニアは干ばつで有名であるが、その年は夏が深まっても雨が降らなかった。6月以降、一滴の雨も。
2020/01/10
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「Slack」とIP無線Buddycomが連携
サイエンスアーツ(東京都新宿区)はこのほど、同社が提供するスマートフォンを活用したIP無線サービス「Buddycom」と、ビジネスコラボレーションツール「Slack」との連携を発表した。Buddycomで話した内容を、Slack のチャンネルにリアルタイムに文字化して共有することができるようになった。
2020/01/10
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仮設住宅は申込期限と入居要件を確認して
災害救助法が適用されると、住宅が全壊、全焼、流出などした場合で、自らの資力では住宅を得ることができない世帯に対し「応急仮設住宅」が提供されます。応急仮設住宅には「建設型応急住宅」と「賃貸型応急住宅」があります。
2020/01/08
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お肉不要、豆腐ふわふわナゲット
お肉がないときでも簡単にナゲットが作れます! ご飯にも、おやつにもおつまみにもなる一品。
2020/01/07
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第85回: 気候変動による海面上昇に直面する沿岸自治体を支援するために州が行うべき政策とは
今回紹介させていただく報告書「Preparing for Rising Seas」(海面上昇への備え)は、米国カリフォルニア州の「Legislative Analyst's Office」(LAO)という機関から 2019年12月に公開されたものである。LAO は、カリフォルニア州議会に対して財政および政策に関する助言を行う無党派の政府機関である。したがって本報告書は本連載でこれまでに紹介させていただいた報告書に比べて、より直接的に政策提言を行うことが意図された報告書となっている。
2020/01/07
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「東京が国を変える」防災で推進を
東京都は27日、「『未来の東京」』戦略ビジョン」と題した長期ビジョンを発表した。2040年代の東京の姿として20のビジョンを示し、2030年に向けて取り組む20の戦略、そして約120の推進プロジェクトをまとめた。2020年に小池百合子知事は一期目の任期満了を迎え、同年7月5日に知事選が予定されている。同ビジョンとこれまでの小池都政における防災政策を検証する。
2019/12/27
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思わず見てしまうハザードマップ紹介
今年は、ハザードマップの重要性が話題になりましたね。台風が来た際、初めてハザードマップを読んだ!という方も声もお聞きしました。そして、洪水や浸水被害があった地域を見るとハザードマップの想定内だったというケースも知られるようになりました。
2019/12/27
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沿岸ストーム対策計画
9.11の直後の数年間、OEMはテロリズムを重視していた。しかし、2005年8月29日の月曜日早朝、ハリケーン・カトリーナがミシシッピ州とルイジアナ州の州境に上陸する頃までには、われわれの関心の対象は変わってしまった。
2019/12/27
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【2019年】1位は「ペットがのどを詰まらせたら」
1.ペットがのどを詰まらせたらどうする?気道異物除去について 体の大きさで力加減が大切 (ペットライフセーバーズ:助かる命を助けるために/サニー カミヤ氏)
2019/12/27
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歌あり避難所話あり、盛況の防災ライブ
好評につき第2弾! ということで、またまた防災ライブを開催しました。
2019/12/26
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災害食、驚きの進化
まずお知らせしたいのは、乳児用の液体ミルクの紙パックに、なんと“乳首”が付きました。しかもこんなに早く。早速、皆さまにご紹介しなければなりません。私にしてみれば、まるで男性のボディに女性の乳房が付いたほどの驚きです。それはいとも簡単なものでした。でも相当頭をひねらないと考えつかない。部品は上の写真の右の箱に入っていました。液体ミルクとは別売りです。使い捨てではありません。
2019/12/26
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SAP、防災データ活用で産官学連携
ドイツのIT企業の日本法人であるSAPジャパンは、災害対策におけるデジタル活用に注力している。国や地方自治体、企業などが持つ情報を連携させ、防災に生かす方策を、大分大学や企業と協力し取り組んでいる。
2019/12/25
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第17回【中央区】(下)区内の混乱を防ぐ具体的施策
東京都23区内の災害対策は多様です。それは、地形や過去の経験が様々だから。お住まいの地域の防災対策が「その区ならでは」のものになっていることをご存知ですか? まずは、住んでいるまちのことを知り、そのまちで安心して暮らすための対策を知る。その行動次第であなたの大切な人の命が救われるとしたら…? 23区の「その区ならでは」をここで一挙にお伝えします! 今回は、中央区です。住民の方の取り組みからご紹介します。
2019/12/25
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第84回: 世界の経営者が2020年に懸念しているリスクは何か
今回紹介させていただく調査報告書「Executive Perspectives on Top Risks 2020」は、世界各国の企業における経営層の方々1000人以上を対象として行ったアンケート調査の結果から、2020年に向けてどのようなリスクが懸念されているかを探ったものである。アンケート調査はノースカロライナ州立大学のプール経営学部(Poole College of Management)に設置されている研究機関であるERM Initiativeと、コンサルティングファームのProtivitiとの共同で2019年秋に行われ、調査報告書は2019年12月に公開されている。
2019/12/24
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台風19号、福祉避難所へ直接避難の受け入れ
台風19号は東日本各地に大きな被害をもたらした。その中で川の氾濫、鉄砲水にあいながら早期避難で人的被害が全くなくやり過ごした自治体がある。長野県佐久穂町である。
2019/12/23
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自助と共助の観点に根差したレジリエント戦略
年内最後となる今回は、日本の都市を取り上げたいと思います。富山市は、ロックフェラー財団の100RCプログラムが始まった当初から、レジリエントシティとして選ばれていました。1242平方キロメートルの面積に42万人が住んでいます。土地の70%が森や耕作放棄地となっています。伝統的な産業としては薬や情報技術、銀行などがあり、近年はロボティクス産業も盛んになっています。女性の就業率が高い都市としても有名です。
2019/12/20