ハザードマップは大事

「この度、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます!」なんて本当は書きたくないです。でもとても心配だし、元気でいてほしい、何かできることあればやりたい! みんなそう思っています。

わたしが防災講座で行かせてもらった長野、栃木、水戸も被災しました。マイ・タイムラインを作った皆さんはちゃんと逃げきれているでしょうか。どうか無事であってほしい。助かっていてほしい! 願いであり、祈りです。

そこについては、やっぱりハザードマップを見て、災害時に備えるということが絶対的に有効です。というか、それしかないんじゃないでしょうか? それなのに、ハザードマップを見てる人が少ないと、ニュースでも放送されてましたが、周りの人の話を聞いてもそうです!

「どうやったらハザードマップを見てくれるのかな?」台風以降、そればかりをずっと考えてしまいました。あなたの家はここです! と印をつけて渡した方がいいのではないか? 集合住宅には、所在地とリスクを書いて掲示した方がいいのではないか? いずれにしても避けたかった、お節介防災になってしまいます。

わたしは先日、「いつか君の花明かりには」という防災啓発映画を観てから、「思いやり防災」(勝手に観て思っただけですが)をテーマにしていこうと決めたばかりだったのに、もうお節介が始まっています。

まるごとまちごとハザードマップの取り組み(出典:国土交通省ホームページ)

でも、すでにこの取り組みは、「まるごとまちごとハザードマップ」というものがあったのです。電柱や建物の壁などといった、街の中にあるものに浸水深の想定高さに、印をつけるというものです。

■まるごとまちごとハザードマップ(国土交通省)
http://www.mlit.go.jp/river/bousai/main/marumachi/pdf/marumachi_hazardmap.pdf

写真を拡大 常総市も取り組んでいます(出典:常総市ホームページ)

実際に実施している町も多くあるようで、それによって意識が根付いて、救われてる命があることを願います。