2016/11/08
ワールド ファイアーファイターズ:世界の消防新事情
何よりも手信号は導入コストがゼロで消防活動が円滑になるため、消防現場でも受け入れられ安いと思います。
あまり知られていないですが、テロなどの爆弾脅迫現場では特定周波数帯からの無線発信強度によって起爆させることも可能です。現場状況に応じて隊間・隊員同士の相互コミュニケーションである手信号の活用することは2次災害の予防にもなります。
国際緊急援助隊の海外活動時においても、被災国の現場が日本のように無線環境が整備された国ではないことがほとんどです。日本の周波数帯に設定された無線機を持参しても使うことができない可能性が高いため、手信号を訓練して習熟しておくとかなり有効に使えると思います。
いかがでしたか?
私は聴覚障害者協会などとタイアップして、「消防手信号」を作るべきではないかと思います。手話までになると大変ですが、1つのサインが1つの意味をなすのであればセンテンスの交換になりますので、緊急時の現場ではかなり需要があると思われます。
もしかすると、パラリンピックの時に日本の消防手信号が世界のスタンダードになるかもしれません。
世界の消防事情を調べていていつも思うことは、いつまでも海外(特にアメリカ)に追従せず、日本式のオリジナルの消防スタイルを構築して欲しいということです。日本国内でも北海道と沖縄では地域の特性が違うように、世界には国によって特性を活かしたさまざまなオリジナリティーがあります。
埼玉県のHPは大切なことをわかりやすく、また探しやすく発信していらっしゃると感心いたしました。
■覚えよう手信号 危機管理防災部 防災航空センター
https://www.pref.saitama.lg.jp/b0402/tesingou.html
市民にもヘリコプターの活動と救出時の手順などを知ってもらい、いざというときは市民自らが航空隊員に協力し、助けられやすいような広報を行っています。
コミュニケーションって、相手の心に伝えるための大切な表現ですので、しっかりと考えておきたいですよね。
(了)
ワールド ファイアーファイターズ:世界の消防新事情の他の記事
おすすめ記事
-
企業の副業解禁とコンプライアンス対策を支援
企業の副業解禁の流れが加速している。従業員は本業以外の労働を増やすことで、収入増が見込める。従業員が副業で獲得したスキルで、本業への貢献も期待できる。企業側にとっても、副業は採用活動に活用できる。業務発注から関係を深めてからの転職や採用後のミスマッチを防止する効果がある。一方で、副業の一般化に伴い、同業他社での競業や情報漏えい、ブランド毀損、過重労働など、副業リスクは増加している。フクスケ(東京都千代田区)は、企業の副業制度の運用支援に加え、副業コンプライアンス向上に関するデータを分析し、リスク診断サービスも提供している。代表取締役社長の小林大介さんに、企業の副業解禁がもたらす影響について話を聞いた。
2026/06/12
-
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/06/09
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/06/05
-
-
-
失われた危機意識を取り戻す災害図上訓練で自分ごと化 ミツバ
どのメーカー系列にも属さず、複数の自動車メーカーや1次サプライヤーに四輪と二輪用の電装部品を供給する独立系のサプライヤーであるミツバ(群馬県桐生市、日野貞実代表取締役社長)。近年、過去に考えられた災害対策が、途絶えつつあった。同社では“自分ごと化”で従業員の危機意識を高めるため、災害図上訓練を実施。参加者の意欲が高まり、対策用の新たな要望が集まるなど、確実な手応えを感じている。
2026/05/26







※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方