2017/12/01
待ったなし!サイバー攻撃対応の手法

エムオーテックス(以下MOTEX)は11月30日、サイバーセキュリティに関するイベント「Unbelievable Tour in Japan #2」を東京・港区の品川グランドホールで開催した。同社がOEMパートナー契約を結んでいる米サイランス社のスチュアート・マクルーアCEOが講演。人工知能(AI)によるセキュリティ向上などについて話した。
MOTEXはサイランス社の「プロテクトキャット」を日本で供給。プロテクトキャットはAIエンジンを活用し、未知の脅威に対しても攻撃実行前に検知し防御する。クラウドにあるAIに10億のファイルを学習させ、各ファイルから最大700万以上の特徴を抽出。マルウェアか正常ファイルかを判断する数理モデルを作成し、端末に導入する。
マクルーアCEOは「これまでのセキュリティは(過去の攻撃の特徴を登録する)シグネチャによるものだったが、過去しか見ないやりかたでバックミラーだけ見て運転しているようなもの」と述べ、クラウドにあるデータ統計をAIに覚えさせることで対策を進める意義を説明した。またAIでセキュリティに関する意思決定のほとんどは促進され、悪意ある人物たちの先手を打てる。AI活用は明るい未来だ」と説明。AIでサイバー攻撃をなくせるとした。
(了)
リスク対策.com:斯波 祐介
- keyword
- サイバーセキュリティ
- AI
- クラウド
待ったなし!サイバー攻撃対応の手法の他の記事
おすすめ記事
-
初動対応は、ほぼ問題なし福島県沖を震源とする地震対応アンケート
リスク対策.comは2月13日深夜に発生した福島県沖を震源とする地震による企業の被害状況や対応の課題などを明らかにすることを目的にアンケート調査を実施しました。有効回答は計168件。うち、震度5弱以上を観測した地域(市町村)に本社や支社、営業所、工場などの拠点があるとした回答について分析しました。
2021/04/19
-
事業継続マネジメントシステムの国際規格を学ぶ!ISO22301解説セミナー【アーカイブ配信】
2021年4月13日(火)に開催したオンラインセミナーのアーカイブ配信です。
2021/04/16
-
想定外に備えるには想定外を「想定」した訓練が必要だ
社会を支える基幹インフラは災害時でも絶つわけにいきません。高速情報通信網がまさにそうで、これが守られるか否かは人・組織の生き残りをも左右します。が、その役割を誰がどこで担っているかは、あまり知られていないのではないでしょうか。日本最大規模のデータセンターを保有するアット東京の「24時間365日ノーダウンオペレーション」の取り組みを紹介します。
2021/04/15