「Emotet」摘発!
でもコンピューターウイルス感染を狙うメール攻撃への注意継続を
警視庁サイバーセキュリティ対策本部
2016年4月、複雑多様化するサイバー空間の脅威に対処することを目的に設置された警視庁の組織。その業務の一つに、都民及び都内に所在する事業者等に対するサイバーセキュリティ対策や広報啓発活動を実施して、都民生活及び社会経済活動の安全・安心を確保するものがある。
2021/02/15
中小企業をめぐるサイバー情勢と対策
警視庁サイバーセキュリティ対策本部
2016年4月、複雑多様化するサイバー空間の脅威に対処することを目的に設置された警視庁の組織。その業務の一つに、都民及び都内に所在する事業者等に対するサイバーセキュリティ対策や広報啓発活動を実施して、都民生活及び社会経済活動の安全・安心を確保するものがある。
メール本文で興味を引いて添付ファイルやURLなどをクリックさせ、ウイルス感染させるサイバー攻撃で、感染すると重要な情報を窃取されるだけでなく、別のウイルスの侵入も招くなどの特徴があります(令和2年1月号参照)。
上記のメール攻撃の一種として、「Emotet(エモテット)」というメールの添付ファイルなどを通して感染するコンピューターウイルスの海外での被害が報告され、世界で最も危険なコンピューターウイルスともいわれました。これまでに200を超える国と地域で感染が確認されるなど世界中で猛威を振るっていました。
このEmotetについて、今年1月、ヨーロッパ刑事警察機構は国際的な合同捜査8カ国)の結果、ウイルスを拡散させていた犯罪組織を摘発したと発表しました。
今回の摘発によってEmotetについては、活動が収束するものとみられていますが、サイバー攻撃は巧妙化して対策といたちごっこが続いており、新たなウイルスが現れる恐れもありますので、今後も引き続き、次に示す対策をとり、被害に遭わないように十分注意してください。
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