念願の須賀さんにお会いでき本当にうれしい。しかも駅までお出迎えいただき、帰りは実家近くまで送っていただきました

■自主防災組織の事務局を兼ねたご自宅を訪問

皆さんこんにちは! 防災お片付け芸人の赤プルです。今回、かなり前から気になっている防災士さんにやっと会いに行くことができたかんね。もしかしたら、茨城の皆さんにはおなじみかもしれません。いや、全国の防災意識が高い方はご存じの方も多いのかな?と思います。

今回会いに行ったのは、私の地元でもある常総市の、中妻町根新田地区の須賀英雄さんです!

須賀さんは2015年の関東東北豪雨時、浸水の被害を受けた地域で、大幅に逃げ遅れを防いだとして、その防災力の高さからさまざまなメディアで取り上げられ、全国の講演会に引っ張りだこの防災士さんです。

先日もNHK水戸放送局の番組で根新田の取り組みが紹介されていたのですが、その取り組みはあまりにもすごすぎて、記者さんも驚いているくらいでした。

今回お伺いして、直接お話を聞いた率直な感想としては、とても真似できないけど真似したい!本気で須賀さんになりたい! いや、ならなければ!です。地域防災、自主防災組織の理想がここにあると思いました。

お会いするまで須賀さんは、とても気さくな面白いおじさんで、芸人の私をいつも励ましてくれる、あたたかい方だなあと思っていました。今回も、お話を伺いたい旨メッセージを送ると、お返事に〝佐藤健より〟と書かれていました(笑)。真面目なお顔での高度なボケに、それをボケと気づくまでに少し時間がかかってしまいました。

噂では宇宙関係のお仕事をされていると伺っていたので、すっごく優秀か、すっごく怪しいかのどちらだろうという不安に似た気持ちもありました。宇宙関係と聞いて怪しいと思ってしまうのは、ローカル番組で、UFOを語る怪しげな人にたくさん会ってしまったからでしょう(もちろん須賀さんを怪しいと思ったというのは冗談です)。

そんなこんなで、またも図々しくご自宅にお邪魔させてもらうこととなったのですが、何と須賀さんのご自宅は根新田町内会(自主防災組織)の事務局でした(帰って資料を見て「事務局宅のベランダに設置したカメラ」とキャプションがついている写真が明らかに須賀さん宅のベランダのカメラだったので気が付きました)。

2015年の水害では床上70センチまで浸水被害のあった須賀さん宅ですが、そうは思えないほどきれいにされていて、整理収納アドバイザーの資格を持つ私ですが、とても居心地のよい空間にうっとりとしてしまうほどでした(当時は本当に大変だったと思いますが)。もしかしたら、次に来るかもしれない水害に備えての暮らしを意識されているのかもしれません。

玄関にはマイ・タイムラインが。すっきりとした素敵な室内と窓からつながるお庭にうっとり。ここが6年前に浸水の被害にあっているのです。3日間水が引かなかったそうです

そんな須賀さん宅には、日頃からご近所の方が立ち寄られることが多いようで、私が滞在させていただいた約2時間の間にもお2人の来客がありました。防災の拠点として、立ち寄りやすいところであることはとても重要だと思います。須賀さんのお人柄に、ご近所の方が頼りにされていらっしゃるのがうかがい知れました。