2018/06/22
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』
震災があった神戸でさえも残念なブロック塀が・・
残念なことに今はブロック塀に関心がある方がいても、すぐに地震の記憶は風化してしまうのです。こちらは2016年に撮影した神戸市の公共施設のブロック塀の写真です。

「あれだけブロック塀が倒壊して、死者もだした神戸でなぜ?」と、とてもショックだったので写真にとりました。公共施設なのに壊れています。鉄筋不足が心配される透かし入りなのに放置されています。風化は早いです。
希望もあります。宮城沖地震で小学生の子がブロック塀の下敷きになったことを学校の授業で習った記憶があるという宮城県出身の子育て世代の方が複数いらっしゃいました。教科書だったかもということですが、まだ写真は手にいれられていません。風化を防ぐため、教育で伝えていくというのは大切ですね。
また、すぐに何を行動したらいいかわからないという方でも、危険ブロックをみつけたら写真にとってアップするアルバムサイトもたちあがっています。いろいろな方のなんとかしたいという思いが形になってきています。
■危険ブロック塀(?)を見つけたらアップするアルバム(Face Book)
https://www.facebook.com/media/set/?set=oa.201863753977379&type=3
今度こそ、先延ばしせずブロック塀の撤去が進みますように。そして根本解決には法規制も考えなければいけないかなと思っています。もう次の地震まで余裕はありません。
(了)
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』の他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/09/16
-
-
ラストワンマイル問題をドローンで解決へBCPの開拓領域に挑む
2025年4月、全国の医療・福祉施設を中心に給食サービスを展開する富士産業株式会社(東京都港区)が、被災地における「ラストワンマイル問題」の解消に向けドローン活用の取り組みを始めた。「食事」は生命活動のインフラであり、非常時においてはより一層重要性が高まる。
2025/09/15
-
-
機能する災害対応の仕組みと態勢を人中心に探究
防災・BCP教育やコンサルティングを行うベンチャー企業のYTCらぼ。NTTグループで企業の災害対応リーダーの育成に携わってきた藤田幸憲氏が独立、起業しました。人と組織をゆるやかにつなげ、互いの情報や知見を共有しながら、いざというとき機能する災害対応態勢を探究する同社の理念、目指すゴールイメージを聞きました。
2025/09/14
-
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/09/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方