東北から九州にかけては4日も晴れ、35度以上の猛暑日になる所が多かった。気象庁によると、太平洋高気圧や日本海の低気圧の影響で、北陸では山越えの風によるフェーン現象も発生し、石川県小松市で40.3度を観測した。
 今年は7月30日に兵庫県丹波市で国内統計史上最高41.2度を観測して以来、全国で40度以上を観測したのは5日目で、7府県計10地点となった。比較可能な2010年以降で最多だった18年の10地点(6都県、重複含まず)と並んだ。
 4日は40度に迫る所も相次ぎ、富山市で39.8度、福井県坂井市と徳島県美馬市で39.2度、埼玉県鳩山町と石川県加賀市で39.1度となった。小松市と富山市、加賀市は地点ごとの過去最高を更新した。
 5日の最高気温は関東内陸部で40度程度と予想される所もあり、東北から九州のほとんどの都府県と奄美地方に熱中症警戒アラートが出された。 
〔写真説明〕IRいしかわ鉄道の小松駅=石川県小松市

(ニュース提供元:時事通信社)