2019/07/05
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』
フルブレーキ、とにかく体験を
この後、さらに運転姿勢をチェックし直して、お昼の休憩です。モビリタの1日体験コースでは、こんなお弁当がセットになっています♪

こちらは人気の静岡ご当地弁当。由比産桜エビコロッケと御殿場地鶏の卵焼き、静岡県産ワサビ漬けや御殿場産のコシヒカリを使用しています!
富士山の形に、気分も盛り上がります♪ 他にもボリューム弁当や幕内弁当が選べます。テラス席もあって、本物の富士山を見ながらほんわかできます。食事する時間がゆったりとあるので、免許をとったばかりの息子さん・娘さんや、ご両親と一緒に運転テクニックが落ちてないかプチ旅行というノリで、楽しみながら体験する施設としてもいいですよね!
さて、お昼が終わったら、いよいよ高速フルブレーキ体験です。これは、動画もありますが、ご自身で是非体験していただきたいと思います。
トヨタ ドライバーコミュニケーション 「高速フルブレーキング」(出典:YouTube)
なぜかというと、体験すると迫力が全く違うから、やってみてとしか言えません。私が最初に体験させてもらったのは、企業向けプログラムにある緊急危険回避です。60キロまで時速をあげて直線を走ります。そして、前方の信号が赤に変わった瞬間、ブレーキを思いっきり踏むという練習です。
急な飛び出しの場合、これができるかどうかが重要になりますね。いつ信号が変わるか分からないので、スピードを上げて走っている間はドキドキします。

で、赤になったと思ってすぐにブレーキを踏むのです。ですが、認識してからブレーキがかかるまで0.数秒あるので、空走距離が発生します。これが、時速60キロでも結構進んでしまうことがわかりました(0.5秒でも8メートル33センチも進んでしまうんです!!)。ハッと思って、踏んだつもりでも、ここまで進んでしまうというのは冷や汗ものです。怖い映像は一切観ないけど、自分が納得する形で怖さは身に染みます。
空走距離も怖いのですが、「あーやっちゃったなあ」と思ったのは、時速60キロであっても私はちっともブレーキが踏めなかったことです。フルブレーキでしっかりブレーキが踏めるとABS(アンチロックブレーキシステム)が作動します。すると、ガガガガガとかなりの強い振動が足元から伝わるはずなのですが、最初の練習では、これがなかったのです。せっかくの安全装置なのに、踏み込みが弱くてかからなかったのです。
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