2019/10/18
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』
アドバイス1 土砂撤去で無理をしないで
といわれても、もうすでに無理をされた方も多いかもしれません。でも、水害の泥は感染症による健康被害やさまざまな原因で災害関連死も起こっています。
●感染症リスクと米国小児科学会の勧告についてはこちらをご覧ください。
■水害後の子どもの清掃、NGのわけ
https://www.risktaisaku.com/articles/-/18690
破傷風、レジオネラ菌、レプトスピラ症の他、農薬、アスベストなどについても書いています。子どもの清掃はどうかNGでよろしくお願いいたします。
●大人の清掃活動スタイルについてはこちらをご覧ください。

●感染症にかからないようにお掃除をする方法についてはこちら
日本環境感染学界ホームページ「〈暫定版ガイダンス〉一般家屋における洪水・浸水など水害時の衛生対策と消毒方法」
浸水した衣類は80度以上で洗うなど、きめ細かな感染症対策が書かれています。

●消毒の仕方については厚生労働省資料が最新です。
屋内の推奨薬剤に消石灰は入っていません。

また屋外は、清掃と乾燥が最も重要です。床下や庭も原則消毒不要であることが最新情報です。
消石灰については取り扱い注意の喚起が発信されています。

日常生活でさえも、国民生活センターからこのような注意喚起がでています。

失明事故をうけ小学校のライン引きは、2007年以降使われていません。子どもの靴に石灰が入った後、雨に濡れたことにより化学熱傷を起こした事例もあります。他の消毒剤と違って白くなるので、ついついまきすぎてしまうということも過去に起っています。取り扱いには十分気をつけてくださいね。
今田健太郎氏からのアドバイスはこちら。
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』の他の記事
おすすめ記事
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/10/14
-
走行データの活用で社用車をより安全に効率よく
スマートドライブは、自動車のセンサーやカメラのデータを収集・分析するオープンなプラットフォームを提供。移動の効率と安全の向上に資するサービスとして導入実績を伸ばしています。目指すのは移動の「負」がなくなる社会。代表取締役の北川烈氏に、事業概要と今後の展開を聞きました。
2025/10/14
-
-
-
-
トヨタ流「災害対応の要諦」いつ、どこに、どのくらいの量を届ける―原単位の考え方が災害時に求められる
被災地での初動支援や現場での調整、そして事業継続――。トヨタ自動車シニアフェローの朝倉正司氏は、1995年の阪神・淡路大震災から、2007年の新潟県中越沖地震、2011年のタイ洪水、2016年熊本地震、2024年能登半島地震など、国内外の数々の災害現場において、その復旧活動を牽引してきた。常に心掛けてきたのはどのようなことか、課題になったことは何か、来る大規模な災害にどう備えればいいのか、朝倉氏に聞いた。
2025/10/13
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/10/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方