■はじめに:雨量を意思決定に生かす

「犬も歩けば棒に当たる」ということわざのように、気象情報を見ると様々なところで「雨量」という情報が出てきます。「多いところで○ミリの予想」といった表現などは台風や大雨の季節の報道にはつきものとも言えるでしょう。しかしごくありふれた情報である反面、雨量を意思決定に生かす方法はあまり知られていないのではないでしょうか。

雨量の情報は様々な場面で「使える情報」です。雨量の情報は、この先まずい事態が起こりそうだということを早めに伝えてくれます。また、今まさにとんでもない事が起こっているということも雨量の情報から分かります。そのような雨量情報を有効利用しない手はありません。

今回の記事では雨量情報を意思決定に生かしていく取り掛かりとして、まずはどのような使い道があるのかということをご紹介してみたいと思います。結論を先に言うと、雨量情報には少なくとも次の3つの使い道があります。

(1)雨量情報は心の準備情報として使える
(2)雨量情報は非常ベルとして使える
(3)雨量情報は答え合わせと行動補正の道具として使える

ひょっとしたら中にはピンとこない使い方もあるかもしれませんが、それぞれ具体例を見ていきましょう。