2020/09/23
ニュープロダクツ

マカフィーは、セキュリティインシデント対応の体制構築を支援する「インシデントレスポンス演習」サービスを提供する。攻撃手法の多様化・高度化に伴って企業への攻撃を完全に防ぐことが難しくなる中、インシデント対応フローの課題点を明確にし、インシデント対応能力の向上を図るもの。
同サービスでは、プロフェッショナルサービス部門の同社コンサルタントが、演習の計画から準備、実施、振り返りまでを支援する。演習の目的や対象者、組織の成熟度、対象者間の知識や経験の差に応じたオーダーメイドの演習のほか、これまでの実績を基に構成した定型演習も提供する。
現場担当者向けの演習では、インシデントの発生を想定した技術的なトレーニングを実施する。現場責任者や経営層向けには、インシデント対応における意思決定やクライシスコミュニケーションに関する演習を通して、組織が一体となってインシデント対応に取り組む体制の整備を支援する。
演習を通してインシデント対応フローの課題点が明らかになった場合には、演習の結果や参加者からのフィードバックを加味してインシデント対応フローの更新を支援するなど、最適化を図るプロセスの支援もカバーできるサービス設計となっている。
サービス利用価格は400万円~。計画から振り返りまでの全工程を含めた期間は約6週間。
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リスク対策.com 編集部
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