危機管理担当者にお役立ち情報
連載・コラム
知らず知らずのうちにできる“対策を講じない”対策
今回は「緊急対応プラン(ERP)」の記載要素の一つ、中小企業が“予算不足"を理由に敬遠しがちな「リスク低減対策」のアプローチについて。“予算不足”を厳密にいえば「起こるか分からないものに予算は割けない」ということですが、ハザードの種類が増えればその思いは一層強まります。そのためひとまず直球型の対策は後回しにして、業務慣習や環境の改善をリスク低減策につなげるアイデア、いわば変化球型の対策を考えてみます。
2021/10/07
顧客からの問い合わせにマルウェアの危険
RIMSは毎年、リスクマネジメントの先端的な事例から学ぶために、『リスク管理優秀事例』調査を実施し、報告書にまとめている。その年によって調査する優秀さは異なるが、2021年は多様性(ダイバーシティー)に焦点を当てている
2021/09/30
第159回:英米のビジネスリーダーは直近のリスクをどのように認識しているのか
今回紹介する報告書は、英国および米国の企業の上級管理職1000人を対象に行った、コロナパンデミック後のリスクに関するアンケート調査をまとめたもの。「テクノロジー」「ビジネス」「政治・経済」「環境」の4つのカテゴリーに分類された、さまざまなリスクへの懸念度と対応状況などがまとめられている。
2021/09/28
触って識別できる触覚記号「点字」
視覚障害者はその障害によって行動や行為が制限され、日常生活や社会生活に不自由が生じます。そのうちの一つは「文字の読み書きが困難になること」です。そのため視覚障害者の情報入手の方法として、電子ルーペや拡大読書器などの支援機器から文字を拡大して情報(視覚情報)を得ています。
2021/09/23
原因事象か結果事象かにこだわらず大局的視点で見る
近年はリスクの種類によらず結果事象ベースでBCPを組み立てることの重要性が指摘されています。しかしハザードには"因果性のジレンマ"があり、例えば「停電」は災害の結果事象であると同時に「PCが使えない」ことの原因事象でもあります。また防災・減災対策を講じる際には、リスクの特性を知るためにどうしても原因事象に遡らなくてはなりません。原因事象と結果事象を区別しない緊急対応プランのつくり方を解説します。
2021/09/22
楽しみながらいっしょに取り組む防災仲間の輪
今回会ってきた防災士さんは「トミー」こと今宮智未さん、そして「ヨッシー」こと杉谷佳美さんです。私の防災士活動の初期からご一緒させていただいているお2人で、防災の楽しさを教えていただいた方々です。あらためてお話をうかがい、しみじみ感じたのは仲間の大切さ。会社の防災担当の方々も、ぜひ仲間と一緒に楽しんで活動してほしい。そのための協力は惜しみませんので、お気軽にお声がけくださいね。
2021/09/20
今夜のおつまみにぴったり!豆腐レシピ
みなさんこんにちは! 今回は備蓄してある食品を組み合わせて、今夜のおかずやおつまみにぴったりのレシピを1分でつくりたいと思います! 火や包丁を使わずに簡単にできるので、ぜひつくってみてください。
2021/09/17
地域防災の担い手として期待される介護職員と保育士
高齢者や障がい者、子どもの生活を日常的に支える介護職員と保育士を合わせると、消防団員の4.6倍にも及びます。女性が多く、かつ、職住近接で働くそのマンパワーをうまく活用できれば、地域防災力は劇的に向上するのではないでしょうか。福祉の現場が防災に取り組む意義と今後目指すべき方向を解説します。
2021/09/15
マルチハザードBCPを肥大化させないためには?
マルチハザードBCPに従来と同じ手順でリスクを追加していこうとすると、BCP全体が肥大化する可能性があります。文書のアップデートや点検に時間がかかるうえ、無計画にリスクを追加したBCPは非体系的で整合性もとれません。「BCPに何を書き、何を省くか」を自問自答しながら見直しを進める必要があります。今回はマルチハザードBCPの2つの文書構成のあり方について考えます。
2021/09/09
労働力の有効活用に向けて
2021/08/30
第154回:米国における自然現象に対する各郡ごとの災害リスク指数
今回は米国のFEMA(連邦緊急事態管理庁)が公開しているNational Risk Indexを紹介させていただく。これは直訳すれば「全国リスク指数」ということになると思われるが、米国における自然現象(natural hazards)によるリスクの大きさを、郡(county)ごとに色分けで示したものである。
2021/08/24
ピクトグラムを含めた視覚記号の限界と未来
東京オリンピック開会式で話題になったピクトグラムのパフォーマンスが国内だけでなく海外の人からも称賛の声が続出したようです。開会式後、私に問い合わせがありましたが、東京オリンピック開会式に関わっていません。私であれば、無観客だからこそ空席を利用したピクトグラムアート(デジタルアート作品)で演出していました。
2021/08/23
目的は「事業影響の可視化」 手段は柔軟に考える
BCPやBCMの内容に踏み込んでいく時、避けて通れない要件に「事業影響度分析(BIA)」があります。事業中断の際、主要な製品・サービスを提供し続けるにはどの業務をいつまでに再開すればよいのか、その目標復旧時間(RTO)を割り出すのがBIAです。が、果たしてBIAは中小企業にも必須なのか、そしてマルチハザードBCPにも必要なのか。今回はこれをテーマに考えます。
2021/08/19
IoT×5G×AIが変える社会
現実世界の膨大なデータを、数値化してサイバー空間に取り込み、コンピューティングパワーによる分析や解析を行った上で、それを現実世界にフィードバックし、最適な結果を導き出す。防災/危機管理分野での活用が期待されています。
2021/08/18
災害情報を「伝える」立場で地域を守り励ます存在
災害情報などのニュースを伝える側の人たちに、防災士の方が増えたように思います。伝える側が防災を学び、適切に命を守る行動を発信するのは、とても心強いこと。今回私がお話を伺ったのは、まさに情報を伝える側にいらっしゃる、奈良県五條市のFM五條のメインパーソナリティーを務めていらした斎藤有紀さんです。地元を大切に想う気持ちがとっても素敵な方でした!
備蓄品で簡単につくる「あさりの洋風リゾット」
みなさんこんにちは! 今回は、備蓄してある食品を組み合わせて、あさりの洋風リゾットをつくりたいと思います。 リゾットって聞くと難しそう…と思われるかもしれませんが、生米からフライパン一つで簡単にできますので、ぜひつくってみてください。
2021/08/06
一つのシートで比較することで共通項が見えてくる
マルチハザードBCP策定のカギは「リスクアセスメント」です。このステップを踏み、複数のハザードの評価を一つのシート内で可視化することにより、それぞれの内容を比較検討できます。逆にそれがなければ、地震なら地震だけを念頭に置いて議論するしかありません。今回はマルチハザードBCPにおけるリスクアセスメントのあり方を解説します。
2021/08/05
災害時に守るべきは命だけでなく人間の尊厳
筆者らが運営する福祉防災コミュニティ協会は6月26日、福祉と防災に関するシンポジウム「福祉防災元年~避難確保、BCP、個別避難計画、福祉避難所~」をオンラインで開催しました。基調講演は浅野史郎先生(本協会会長、元宮城県知事)。「障がい者観」について話され、防災においてなぜ災害弱者という言葉が課題になるのかにも言及されました。講演概要を紹介します。
2021/08/04
新たに企業が直面するリスクと管理体制に関する考察
効率的な企業活動を実現するために仕事の一部をアウトソーシングすることが日常化しているし、その量もアウトソース先も多様化、複雑化している。当然、企業活動と言えば、こうしたアウトソース先の行動を含めて捉えることが当たり前になっている。事業継続計画といった社内的な管理ではもちろんのこと、環境対策、人権対応などの企業の社会的な責任に関しても、企業のバリューチェーンの一部として含まれている。取引先など、いわゆるサードパーティーを対象としたリスク管理は、全社的なリスク管理においても重要性を増している。
2021/07/31
いざというときに備えた日ごろの意識改革
自分の生活に密着した情報やサービス、災害のように自分や家族の命に直結する切迫した状況に適応した情報の提供には高いニーズがある一方で、望まれる情報やサービスの提供主(本連載においては自治体を念頭においています)にとっては、災害時のリアルタイム情報発信やパーソナライズサービスの提供はハードルの高い取組みでもあります。
2021/07/28
社会課題をピクトグラムアートで解決する!
社会課題をアートと情報デザインで解決した「ピクトグラムアート」前回(「津波フラッグ」を知っていますか?)では、津波フラッグの説明をして代替案を発表するところで終わりました。それでは先に作品を発表してから説明していきます。
2021/07/25
第149回:事業継続マネジメントの活動がどのくらい定着しているのか(主に米国)
今回紹介する報告書は、事業継続マネジメント(BCM)に取り組む実務者に対するアンケート調査を通して、BCMへの取り組み方のトレンドを探ろうとするもので、米国のBC Management社によって10年以上にわたって続けられている調査の最新版。事業継続プログラムへの取組状況を具体的につかみやすい調査結果が多数掲載されている。
2021/07/20
非常用の対策を追加的に増やしていく発想から脱却
防災・減災対策や事業継続対策は、ほとんどが日々の経営とは別次元の「非常用」の位置づけです。非常用の対策をリスクの数だけ「追加的」に導入していく考え方では、中小企業がマルチハザードBCPに取り組むのは難しい。従来の発想に代わるアプローチ手法として、今回は「リモートワーク(テレワーク)」と対策の「共通化」を提案します。
第148回:製造業における稼働停止による損失額の定量化
今回紹介するのは、主に機械や設備のトラブルなどによる不稼働時間がもたらすコストに関する報告書。不稼働時間がどのくらいの損失につながるかが示されている。
2021/07/13
解決すべきは「BCP策定の負荷」と「BCMの不在」
BCPの策定経験のある方は、単一リスク対応のBCPをマルチハザードBCPに転換するのは簡単ではないと感じることでしょう。ハードルの一つは「BCP策定の負荷」、もう一つは「BCMの不在または形骸化」。いずれも避けて通れない基本的な課題です。まずはこの2つを掘り下げるところからスタートしましょう。
2021/07/08
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危機管理白書2025年版
2023年防災・BCP・リスクマネジメント事例集【永久保存版】
危機管理白書2024年版
2022年下半期リスクマネジメント・BCP事例集[永久保存版]
危機管理白書2022年版
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