2019/03/05
本気で実践する災害食

トイレも必ず備蓄
■災害食を作るメーカーの方々に申し上げたい。外国人をお迎えする玄関口の空港、その周辺の自治体では、せめて外国語表記を添えた災害食を配りたいものです。
■メーカーは日本語から外国語への変換が苦手だといいます。いいですか、企業が変換について助けて~と問い合わせたら、「あいよー、まかせろ」と即答できる省庁が欲しいです。観光庁、~省、どこかお手伝いをしてください。そういうシステムを早急に作ることが望まれます。

■アレルギー表記も日本語ではわからない。
■イスラム圏の方々には「ハラル食」の認証マーク(豚肉やアルコールなど不使用)がついた災害食を配りましょう。

■ついでなので申し上げますが、食べたり飲んだりすると必ず出る・・・。それ用の簡易トイレの備蓄です。簡易トイレ(ポケットサイズ)を1人1日6回分×2日分=10個位配りましょう。そのためには空港に備蓄が必要です。


これは空港に限ったことではなく、観光地、周辺のホテルや旅館、災害時に外国人がやって来そうな避難所なども同じ対応が求められます。それぞれ準備しましょう。
訪日外国人からお金を吸い取ることばかり考えているようでは、真の異文化交流からかけ離れた極悪の野蛮国と言えましょう。
今回は企業や行政、被災者が集まる避難所などの備蓄について考えてみました。

なお、りんくうタウンの被災時のお話をうかがった泉佐野市 市長公室 成長戦略室官民連携推進担当理事 甲田裕武氏に感謝いたします。
(了)
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