2019/03/19
本気で実践する災害食

カップうどんではどうですか?
Q. 質問です。はいどうぞ!「カップうどんはどうですか?」
A.あー、いい質問ですね。カップ入り即席うどん(どん兵衛―日清食品株式会社)99グラム(麺と具)に飲料水と飲み物(28.3℃)を410ml加え、35分間室温(25℃)で放置し同様に実験しました。(実験日は2016年8月14日)。特に、茶類、甘みのないもの、弱い炭酸入りの飲み物は水に劣らず、むしろおいしい食感になり、多いに有効利用できます。うどんの場合、戻りにくいので冬場と夏場で時間調整の気配りが要ります。
今後、多様な災害が発生してライフラインが止まり、水の備蓄がない場合には、身近な飲み物を使うと減災につながることが分かりました。
過去にはアルファ化米にも同じ飲み物を注ぎ入れて室温に放置した実験をしましたが、同じようにおいしいご飯に戻りました。
自分の好きな飲み物を選んで挑戦してみてください。
今回も、個人、企業、行政、避難所すべてに当てはまる、災害食としての即席麺の食べ方にフォーカスしてみました。
(了)
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