金芽米を継続して食べたプラス効果とは?

写真を拡大 金芽米継続摂取によるプラス効果


金芽米を継続して食べた場合のプラス効果を自由記述してもらい回収しました。結果は1)美肌効果、2)便秘・お通じ、3)体調良好、4)食生活の変化、5)体重減少、6)効果なし―の6つに分類しました。多かった回答は1)~3)の3項目で、4)以降は少なかったです。

1) 美容効果――具体的には「肌の調子が良くなった」「肌がきれいになった」「艶が出た」「ニキビが減った・なくなった、出にくくなった」「アトピーの薬を塗る回数が減った、肌の乾燥が減り防止された」(21人中15人で71%)。
2) 便秘――「便秘が治った」「2日に1回だった排便が毎日出るようになった」「便秘の解消は食べ始めてから1~2日目に現われた」「お通じが良くなった」など(21人中14人で69%)。
3) 体調――「良くなった」「体のだるさがなくなった」「冷え症だったが感じなくなった」「立ちくらみ、貧血が良くなった」「ぼろぼろと崩れ落ちた爪が食べ始めてから1カ月でまともな爪になった」「食欲が出た」「夜中に目が覚める回数が減った」など(21人中12人57%)。
4) 食生活に対するもの――「ご飯がおいしかった」「米がこんなにおいしいものだとは思わなかった」「ご飯を食べる量が増えた」「1日2食以上食べるようにしたところ満腹感が得られるようになり間食が少なくなった」など(21人中5人で24%)
5) 体重――「体重減少」など(21人中2人10%)。
6) 効果なし――(21人中1人5%)。

まとめ:含有成分値よりも継続摂取したときの体調を重視

今回、金芽米を継続摂取した結果、健康面でプラス効果を自覚した人は予想以上に多いものでした。これは米が主食であり他食品に比べて1回に食べる摂取量が多いことも一因と考えます。主食が果たす生理的役割の重要性を再認識した次第です。

今回対象になった女子学生は、肌、便秘、体調などがプラスになると6~7割が自覚していました。女子学生はこれらに対する関心が高く、これらがいわば健康管理の目安であることが分かりました。

それに比べて家族の気付きは女子学生の約50%止まりで、どちらかというと低調でした。特に弟、妹、父親は反応が低いことが分かりました。

以上のことから、食品の有効成分の全てが解明されているわけでもない場合、食品の含有成分値よりも実際に継続摂取したときの体調などの結果を重視することも有効であることが示唆されました。

健康志向食品が出回っている中で各自がこうした自覚症状を認識、確認する癖をつけることが、健康管理上望ましいと考えています。食料が不足しがちな被災地の皆さまに「栄養不足で元気が出ない」ということのないよう、行政の支援には知恵と工夫と努力が求められています。

(了)