2016/07/14
危機管理の要諦
最も危険が高い雷
ただし、日本も海外も含め、歴史的にゴルフで死者を伴う事故は、落雷が最も多いです。地震の犠牲者は聞いたことがありません。
●2010/7/4北海道奈井江町/4人でゴルフプレー中、雨が降り出したあと、突然落雷。3人負傷。
●2006/6/10韓国京畿道広州市/傘を差してホール間を歩いて移動中のゴルファーに落雷。1人負傷。
●2004/7/10佐賀県北茂安町/雨が強くなり、引き上げる途中、コース内のカート用道路で、雨傘を差して歩いていたゴルファーに落雷。1人死亡。
●2001/8/17中国 青島市/日本人の駐在員が、休暇でゴルフプレー中に落雷に遭い、1人死亡。
●2001/8/4岡山県井原市/雨は降っておらずプレーしている最中、 クラブを手に持ちグリーンに上がったところで落雷。1人死亡。
●1997/9/8茨城県桜川村/中学校教員グループが、ゴルフプレー中に雷雨となり、高さ十数mの松の木の下で雨宿り中、木に落雷。松の木から1m程度の距離にいた、ゴルファー2人とキャディ1人が死亡、2人が負傷。
●1995/8/20山口県山陽町/コース脇の木の下で雨宿り中、落雷。1人死亡。
●1991/8/8アメリカ/ゴルフ観戦 男子全米プロ選手権中に落雷。1人死亡。
●1991/7/27宮崎県北方町/18番ホールに落雷。ゴルファー1人死亡。
●1991/6/13アメリカ/ミネソタ州 ゴルフ観戦全米オープンゴルフ中に雷雨で競技が中断。4万人の観客が逃げまどう。木の下で雨宿りしていた1人が死亡、5人が負傷。
など
出典:あおば屋主な落雷事故(人身)リスト
噴火、津波、地震、さらにはテロのリスク?
もちろん、地理的に考えれば、山なら噴火、海に近いコースなら津波の被害もありうるかもしれません。夏なら熱中症、冬、、冬はゴルフやるのかなぁ・・まぁいろいろなリスクがあるでしょう。
地震災害について調べてみると、今年2月のニュージーランド女子オープでは開催中にM5.6の地震が発生しましたが、大事には至りませんでした。ただし、観客は動揺したと報じられています。
New Zealand cliffs collapse in Christchurch earthquake]
熊本は、KKT杯バンテリン・レディース開催直前に熊本地震(前震)が発生し、主催者の中止の英断により、本震の被害は避けられました。
また、別のリスクとして、最近ではトーナメントをねらったテロへの懸念も高まっています。世界放映されている大イベントで、警備の限界があるゴルフ大会はテロの絶好のターゲットになりえます。災害対策の盲点とならぬよう、注意が必要です。
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