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もしも大災害で社員が被災したら?
巨大災害時の共通のリーガル・ニーズを知っておこう
熊本地震は、地震や土砂災害で直接亡くなった方が50名であるのに対し、災害後に過酷な避難生活などが影響で亡くなった「災害関連死」が200名以上に及んでいます。原因のひとつは、東日本大震災における実績や教訓が熊本地震の現場に引き継がれなったこと。たとえば、東日本大震災における避難所環境改善の実績が災害救助制度に反映されなかったことで、自治体の備蓄や防災の知恵につながらなかったことは、残念でなりません。
2020/02/19
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中小企業の防災 これだけはやっておこう
第13回:水害の初動対応
地震は突発型災害ですから、実際に地震が発生した後にその初動対応をスタートさせます。一方、水害は、いわゆる進行型災害です。例えば、台風が接近することにより強風や大雨が発生し、時が経過するにつれて高潮や洪水が起こるというパターンです。そこで、水害の発生によって起こり得る状況や被害を事前に関係者で共有し、時間の経過に応じた初動対応を進めることが重要です。
2020/02/19
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知られていない感染病の脅威
世界の鳥類に拡大 人への感染に警戒
これまでの連載で、すべてのインフルエンザウイルスの祖先は鳥インフルエンザウイルスことを紹介してきました。しかし、罹患するのが主に鳥類のため、その病原性や病状、感染の状況については広く知られていません。鳥インフルエンザウイルスの基礎知識と、今後の人への感染のおそれについて解説します。
2020/02/19
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中小企業をめぐるサイバー情勢と対策
Windows 7利用者は要注意!
2020年1月14日をもって、Windows7のサポートが終了し、セキュリティ更新プログラムの提供が無くなりました。またOSだけでなくアプリケーション(ソフトウェア)も順次サポートが終了していきます。
2020/02/19
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【寄稿】日本の感染は拡大するか?
連日、感染例・死亡例が報告されている新型コロナウイルス「COVID-19」。報道が過熱する一方で、特徴的なパターンが見えてきており、現時点(2020年2月19日)での感染状況を踏まえて、COVID-19の感染防止戦略をお伝えします。
2020/02/19
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海外のレジリエンス調査研究ナナメ読み!
第90回:情報セキュリティーを支える「デジタルアイデンティティ」の現状と課題
米国のPonemon Instituteは2020年2月に、「The Impact of Unsecured Digital Identities」(以下「本報告書」と略記)という調査報告書を発表した。暗号鍵(cryptographic keys)とデジタル証明書(digital certificates)とを主な検討対象に、管理状況などに関して調査した結果をまとめたもの。さまざまな課題があることが浮かび上がる。
2020/02/18
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海外拠点を含めたリスクマネジメント~自動車部品のグローバルサプライヤーとしての取り組み~
発表者は、臼井国際産業株式会社 CSR推進室の堰沢一郎さんです。
2020/02/18
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シンガポール企業庁、COVID-19対策BCPガイドラインを発表
シンガポール企業庁(Enterprise Singapore)はこのほど、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する企業向けBCPガイドラインの第2版を発表した。1月に公開した第1版を最新の情報に基づいて更新したもの。COVID-19の概要に加え、事業継続のために企業が行うべきことを人事面、事業プロセス・機能面、サプライヤー・顧客管理面、コミュニケーション面、感染症警戒レベル(DORSCON)への対応などにまとめ、詳しく紹介している。本編に続く付録(Annex)では、BCマネジャーの役割も分かりやすく明記している。
2020/02/17
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ペットライフセーバーズ:助かる命を助けるために
火災における犬と猫の救急医療判断と治療
住宅火災の現場で、あなたが最初の応急処置を行う人として遭遇したとします。家の持ち主は無事に避難していますが突然、消防士がぐったりした犬と一緒に家の玄関から出てきました。消防士は、あなたとあなたの応急処置を行った救急隊を見て、こちらへまっすぐに向かってきます。 消防士は、息はあるものの瀕死の状態の犬をあなたに手渡します。さあ、どうしたらよいでしょう?
2020/02/14
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危機管理担当者が最低限知っておきたい気象の知識
なぜ雨量の情報は分かりにくいのか?
気象情報の使い方に関してお話をするとよく耳にするのが「雨量で伝えられても分からない」という点です。「1時間に80ミリ降る見込み」や「24時間に400ミリ降った」という情報が伝えられても、どのように評価したらいいのか戸惑いを感じられる方も多いようです。
2020/02/13
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通学路の安全確保と教員の働き方改革を支援する『通学路安全支援システム』
昭文社は2月12日、学校の通学路の安全確保や教員の働き方改革の必要性に対応して、教育現場を支援する新製品『通学路安全支援システム』をリリースした。先進的な取り組みを実践している守谷市など茨城県全域の公立小学校(474校)にアンケートを実施して開発したもの。同社がこれまで培ってきた地図アプリ開発技術と電子地図ソフトの利用を組み合わせることで、導入しやすい提供価格を実現している。
2020/02/13
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海外のレジリエンス調査研究ナナメ読み!
第89回:サステイナブルな世界の実現に向けての科学者の視点
筆者は組織や社会のレジリエンスと地球環境のサステイナビリティとの間には密接な関係があると考えているため、これまで本連載において気候変動やサステイナビリティに関する報告書を度々紹介してきたが、このたび「Future Earth」という国際学術プログラムより、サステイナブルな世界の実現に関して非常に広範囲にわたって論じられた報告書「Our Future on Earth」が公開されたので、紹介させていただきたいと思う。
2020/02/12
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局面は水際対策から次のフェーズへ移行しつつある
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。2月10日時点で中国国内の感染者は4万人超、死亡者は900人を超え、2003年のSARSを上まわった。WHO(世界保健機関)は緊急事態を宣言し、日本政府も水際対策に躍起。乗客に感染者がみつかった大型クルーズ船は現在なお停泊中だ。いま何が起きているのか、これからどうなるのか。東京医科大学病院渡航者医療センター部長で東京医科大学教授の濱田篤郎氏に聞いた。※インタビュー本文は2月6日取材時点の情報にもとづいています。
2020/02/12
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ロックフェラー財団100RCに見る街づくりのポイント
気候変動のリスクに対応するオークランドのレジリエント戦略(続)
前回、オークランドがレジリエント戦略で掲げた3つのテーマの概要をご紹介しました。その中の一つに、「活気があり、地域の主体とさらにつながるオークランド」というテーマがありました。オークランドのレジリエント戦略では、各テーマの下にゴールと具体的アクションが設定されています。
2020/02/12
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もしも大災害で社員が被災したら?
「支援制度があること」の周知自体が重要な支援
2011年3月、東日本大震災が発生した当初、弁護士もまた現場の被災者の声を聞き、少しでも役立つ情報を提供しようと必死になっていました。私は、この膨大な被災者の声を「視覚化」して、記録に残し、広く政策提言に活用すべきではないかと考えました。ひとりの弁護士として日弁連にかけあい、2011年4月から日弁連の災害対策本部室長として相談事例の分析を担うことになりました。
2020/02/12
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安全な土地選びをサポートするマップスクリーニング「地盤総合リスク診断」
地盤ネットは2月7日、土地と地盤に関するリスクをレポートにまとめたマップスクリーニング「地盤総合リスク診断」の提供を開始すると発表した。不動産業者・一般向けに企画し、住まい選びに必要な10種類の情報を盛り込んだもの。
2020/02/11
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目標は「被災したのが大丸有でよかった」と思える街
東京・千代田区の中心業務地区の防災性能を高めようと、産・官・学の有志が2月5日、大手町の三菱地所会議室で「大丸有防災テックサロン」を開催した。東京大学加藤孝明研究室と大丸有まちづくり協議会が呼びかけたもの。国土交通省や東京大学のほか情報通信や不動産開発、都市計画、警備などの産業分野から約30人が参加した。
2020/02/10
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いち早く、正確に伝えるSNSリアルタイム緊急情報サービス
緊急情報速報サービスを手がけるSpectee(スペクティ、東京都千代田区)は、ツイッターやインスタグラムなどのさまざまなSNSから災害・危機管理情報を収集・解析し、いち早く正確に伝えるSNSリアルタイム緊急情報サービス「Spectee(スペクティ)」を提供する。災害発生時の有効な情報源として、これまで多くの地方自治体・官公庁の防災対策、民間企業のBCP対策として活用されている。
2020/02/10
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リスクは連鎖する!
投資協定仲裁とその執行
世界がボーダレス化していく一方で、日本のマーケットは少子化により縮小しており、日本の大企業はもとより、中堅・中小企業も生き残りのためには、積極的に海外マーケットへ進出していく必要性が生じている。
2020/02/10
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お笑い芸人赤プルと共に学ぼう!ちょっくら防災!
赤プル、テレビで緊張する!
ここ最近、立て続けに「防災芸人」としてTV番組でご紹介いただく機会がありました。もちろん嬉しい! のですが、妙な緊張感も正直ありました(汗) ネタ番組やトーク番組は優秀な作家さんやディレクターさんにめちゃくちゃ愛のある編集をいただくことも多く、感謝することが多いTVなんですけれど、テーマが「防災」ということで、一瞬、怯んでしまいました。
2020/02/07
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防災とピクトグラム
色と多言語表記を考える
この連載では、防災や危機管理におけるピクトグラムを使ったコミュニケーションについて、ピクトグラムのメリットとデメリットを、具体的な事例を用いながら解説し、効果的なピクトグラムを使った表現方法を考えてみたいと思います。ピクトグラムのメリットは、事前の学習や特別な知識がなくても理解できることです。文字を使わなくても、見て直感的に情報を伝えられる視覚記号(サイン)なので、目の見えづらくなった高齢者、漢字が苦手な子ども、外国人、一部の障害者など文字の読めない人にも情報を伝えられることです。
2020/02/07
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危機管理の神髄
レッドゾーン(危険地帯)へ
翌日、環境技師たちと大気抽出検査装置を積んだ保健局のキャラバンはロウワーマンハッタンのがらんとした通りを南下した。 私には聞きたいことがあった。ニューヨーク市学校建設当局で環境問題を担当している昔馴染みのアレックス・ランパートに電話をした。ランパートは膨大な大気サンプルの資源を自由に使える立場にあった。ワールドトレードセンターの現場で大気の検査をするので助けてほしいと言ったら「よし行こう、何をしようか?」との返事であった。
2020/02/07
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福祉と防災
台風19号災害 大規模避難、地域貢献、そして地域包括BCP
長野県長野市豊野町の社会福祉法人賛育会と豊野事業所は、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、ケアハウス、訪問介護事業所、ディサービスセンター、訪問看護、通所リハビリテーション、クリニック等を有する大規模法人。台風19号で大きな被害を受けたが、一人の人的被害もなく避難を行い、また応急対策時にはNPO等と連携してボランティアセンターの運営支援、炊き出しなど地域貢献活動を展開している。賛育会事務長の松村隆氏にお話を伺った。
2020/02/07
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昆正和のBCP研究室
第23回:従業員の命を守るとはどういうことか?(2)
「激しい台風や豪雨の際は、新聞販売店では配達よりも従業員の安全確保を最優先する」。こうしたメッセージを新聞社または折込広告会社が発信するということは、悪天候時の配達の是非を新聞販売店の判断に一任するということ。では、最終的な意思決定者である新聞販売店では、配達員が安全に配達できるような仕組みを独自につくることは可能だろうか。
2020/02/06
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美味しく備えるレシピ
簡単ふわふわ親子丼
備蓄できる焼き鳥缶を使います。カセットコンロとポリ袋でご飯まで作っちゃいましょう。
2020/02/06