レジリエンス
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状況に応じ医療資源を最適に振り分ける
10月7日夜に発生した地震では、JR や私鉄の運転再開を待つ人が駅に滞留し帰宅困難者が再びクローズアップされました。しかし、東京都が抱える問題はこれにとどまりません。首都直下地震で想定される15万人の負傷者、9600人の死者への対応です。地震発生時の医療救護・救助の体制を都の福祉保健局医療政策部救急災害医療課と総務局総合防災部防災対策課に聞きました。
2021/12/20
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2021年BCP事例総まとめ[永久保存版]
リスク対策.comは、PDF「月刊BCPリーダーズ」2021年1月号~12月号に掲載した事例記事を1冊のPDFにまとめました。合計24事例25社(団体)の取り組みを一気に読むことができます。さまざまな業種・規模の企業(団体)の事例は、防災・BCP、リスク管理・危機管理のトレンドをつかむうえでも有効。今年1年の振り返りや記録にもお役立てください。
2021/12/20
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『教訓から何を学ぶのか』(その2)
前回は、様々起こり得る危機事象の種類に因らず、結果として経営リソースが大きなダメージを受けた際にも、お客様との信頼関係を損なうことなく、より強固で長期的な関係性を維持することを目指して策定するBCPと、BCMの本質について触れました。今回は、柔軟かつ臨機応変に対応できる、企業の永続性につながる強い組織力、組織のレジリエンスについて考えてみます。
2021/12/19
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震動検知と自動遮断が機能しガスの被害ゼロ
10月7日夜に首都圏で起きた最大震度5強の地震で、東京ガスは非常体制を敷き災害対策組織を立ち上げ、主にマイコンメーターによって自動遮断されたガスの復帰対応で終結しました。揺れの検知と被害推定によって迅速にガスを止めるシステムのほか、ガス管の耐震化、液状化発生時の対応など、同社は東日本大震災以降、さまざまな地震対策を強化しています。
2021/12/15
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『教訓から何を学ぶのか』(その1)
様々起こり得る危機事象の種類に因らず、結果として経営リソースが大きなダメージを受けた際にも、お客様との信頼関係を損なうことなく、より強固で長期的な関係性を維持することを目指して、柔軟かつ臨機応変に対応でき、且つ企業の永続性につながる強い組織力について考えてみます。
2021/12/15
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同時通話に対応した無線LANトランシーバー
アイコムは、免許・資格不要で誰でも気軽に使うことができ、双方向での同時通話に対応した無線LANトランシーバー「IP110H」を販売する。アンテナ、バッテリーを内蔵したコンパクトボディによる携帯性から、ホテル、ブライダル、介護施設、ショッピングモール、ホームセンター、工場、倉庫など、様々なビジネスシーンでの活用を提案するもの。
2021/12/14
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移住して気づいた大都市と地方の乖離
佐賀県唐津市へ移住し初めて首都圏外で生活。これまで研究してきたセキュリティー対策があくまで大都市向けだったと気づきました。しかし、交通網・通信網がこれだけ発達した時代、地方はセキュリティーを考えなくてよいことにはなりません。本連載は大都市と地方都市のセキュリティー事情や意識を比較しながら、これからの新たなセキュリティーのあり方を考えます。
2021/12/14
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無差別徹底検査による隔離措置の是非
日本の新型コロナ対策を諸外国と比較して語る際に避けて通れないのがPCR検査です。徹底検査を行った諸外国が感染拡大に苦しみ、当初十分な検査ができずその後も必要分の検査に留めた日本の感染が穏やかだったのはなぜか。「他への感染抑制」「確定診断による適切な治療」という2つの目的から、PCR検査の有効性を検証します。
2021/12/14
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太陽光とそよ風で発電する一体型風光発電照明
オンウェーブは、太陽光とそよ風で発電する一体型風光発電照明「TSUKIAKARI(つきあかり)SWL-1」を販売する。本体の上部球体内のソーラーパネルと、360度から吹く風速2メートルのそよ風で発電する風力発電機によって発電・蓄電し、夜になるとLED照明が点灯するもの。「風と光」を感じられるライフスタイルや、停電・災害時の照明の確保、地球温暖化防止、SDGs対応といった活用を提案する。
2021/12/13
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漏水23カ所を一夜で止めた緊急対応体制
10月7日夜に発生した最大震度5強の地震で、東京23区内では計23カ所の漏水が発生。断水を心配する声もあがりましたが、翌朝6時までに漏水はすべて解消しました。東京都水道局は東日本大震災以降、施設の耐震化や設備更新、点検・維持管理、緊急対応体制はもとより、水道管の2重化やネットワーク化を進めて災害時の給水維持に努めています。
2021/12/13
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男女の色分けは世界標準ではありません!
知らないうちにピクトグラムの女性はスカートを履かなくなりました。つまり、ピクトグラムもジェンダーレス化してきました。ちなみに、女性トイレと妊産婦のピクトグラムだけはスカートを履いています。ジェンダーレスとは、男女の区別がない、または男性・女性などの区別をなくそうとする考え方のことです。
2021/12/12
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災害で起きる停電にどう備える?
停電用の防災グッズも多機能で小型のものが多くなってきました。でも、持っているだけでは災害時に役立たないことも。何に気をつければよいか見ていきましょう!
2021/12/10
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事業中断が即BCP発動とは限らない
「BCP発動」の基準は1つとは限らず、企業それぞれに判断が委ねられています。ゆえにイメージのひとり歩きがあるかもしれません。本来は、インシデントがディザスターになり「その状態が続けば事業の存続を危うくしかねない事態に陥る」ことが判明した時点が発動のタイミング。その判定に役立つのが「目標復旧時間(RTO)」です。どう適用するのかシミュレーションします。
2021/12/09
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VRを使った避難所体験コンテンツ
東京・品川区はこのほど、ブラウザで閲覧できるVRを使った区民避難所体験コンテンツ「~VRでジージョくんと一緒に防災訓練~」を専用ウェブサイトで提供する。新型コロナの影響で区内一斉防災訓練による避難所訓練が困難となったことを受け、DX化ソリューションの開発を手がけるハートコアのVRコンテンツ作成サービス「VR360(ぶいあーるさんろくまる)」を活用し、モデルとなる区民避難所をVR化したもの。
2021/12/08
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健康経営に大きく影響する働き方の変化
従業員の健康に投資することでパフォーマンスが向上し成果が上がるという考え方に立ち、多くの企業が「健康経営」に取り組んでいます。しかしいま、そこに大きな影響を与えているのが新型コロナの長期化による働き方の変化。本連載ではウィズコロナ時代の健康経営について、さまざまな切り口から見直し、その課題と解決の方向性をリスクマネジメントの観点から考えます。
2021/12/08
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第165回:3年ぶりに復活したBCIのサイバー・レジリエンス調査
BCMの専門家や実務者による非営利団体である BCIによるサイバー・レジリエンス調査報告書が3年ぶりに復活した。実際に事業継続やサイバーセキュリティに関する実務者の方々や経営層の方々が、どのような課題に向き合い、乗り越えようとしているかが生々しく伝わってくる内容となっている。
2021/12/07
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BCP活動のメリットを出すことが継続的改善のカギとなる
企業の事業継続の取り組みに関する独自アンケート調査からの報告第7弾は、BCPに取り組むメリットを企業がどう感じているかを分析。結果、リスク意識の高まりや業務改善への効果において評価が高く、売上に与えるメリットは評価が低いという傾向が見えてきました。
2021/12/06
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変われぬ組織に響くか 解放求める声
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の遺産を考えるシリーズ。今回は大会理念として掲げられた「多様性と調和」が、スポーツ団体をはじめ日本の組織に与え得る影響を考えます。一人一人が個の違いを認め合いながら輝ける組織、そのためにクリアすべき課題とは? 企業のガバナンス・コンプライアンスにも通じるテーマを、スポーツ・インテグリティに詳しい弁護士の山村弘一氏に聞きました。
2021/12/06
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首都直下地震への備え
10月7日の千葉県北西部を震源とする最大震度5強の地震では、首都直下地震の想定を大きく下まわる規模ながら、インフラの被害やトラブルが相次ぎました。首都圏特有の脆弱性について検証すべき点は多々ありますが、今号では東京都の水道、ガス、医療救護・救助の課題と対策を、今回の地震対応を踏まえて取材。事例紹介では、社員や顧客の防災力を高める仕掛けを業務・事業に組み込み、BCPと一体でまわすことで地域レジリエンスに貢献している企業をピックアップしました。
2021/12/01
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軽量・カーボン製の洪水対策止水板
東京R&Dコンポジット工業は、三恵工作所が開発したCFRP製止水板の製造と関東圏への販売を行う。ゲリラ豪雨や超大型台風などによる昨今の都市型洪水被害を最小限に抑えるべく、軽量化と高剛性を両立させる技術により、迅速に地下部への雨水流入を食い止めることを目指したもの。
2021/12/01
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第3回:キーパーソン判明:意外と面倒な状況
この連載は、事故や災害など突発的な危機が発生した際にどう対応すべきかを、架空の地域サッカークラブが危機に直面したというストーリーを通して、危機対応のポイントを分かりやすく紹介していきます。第1回h「当面の活動目標を決める」。
2021/12/01
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取締役会の訴訟にもつながるESGの注意点
ESG(環境、社会、ガバナンス)は企業を評価する新たな基準として定着しつつある。とりわけESG投資は、それまでの財務情報に基づいた投資判断を、こうした新たな3つの視点も含めたものへと広げたという意味で、企業行動の変革を促す契機になりつつある。
2021/12/01
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第164回:世界のリスクマネジャーがどのようなリスクに直面しているか
世界最大級の保険・再保険ブローカーであるAonが、企業や公的機関でリスクマネジメントに関する意思決定者を対象として行ったアンケート調査の2021年版。担当者が懸念している重要リスク1位はサイバー攻撃/データ漏洩だった。3年後に懸念されるリスクのランキングでもサイバー攻撃/データ漏洩が1位となっており、当面の間は多くの企業や公的機関にとって脅威となり続けるという見通しが示されている。
2021/11/30
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「医療継続計画」が存在しなかった虚しさ
諸外国に比べ桁違いに穏やかな感染状態で、なぜ日本は医療崩壊が起きたのか。3.11以降、日本企業ではBCP意識が高まり、相応の努力が払われてきましたが、当の医療業界がどれほどの理解をもって取り組んできたかは検証の余地が多くあります。最悪の事態を想定しても、それに対する「医療継続計画」が存在しなければ意味はありません。医療業界のBCPを考察します。
2021/11/28
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本気で果たす福祉防災という社会の責務
毎年恒例の都市防災推進セミナーがオンラインで収録され、11月25日~12月24日に配信されます。「個別避難計画」「福祉避難所」「福祉施設のBCP」といった福祉防災元年の取り組みに焦点をあてた内容で、自治体職員と福祉事業者による先進的な事例紹介、課題や悩み、解決策についてのディスカッションは必聴です。2回に分けて概要を紹介します。
2021/11/26