2020/02/07
お笑い芸人赤プルと共に学ぼう!ちょっくら防災!
「初耳学」の問題をおさらいしてみる
第1問:避難所に持っていくとトラブルになりがちなもの。答えは次の三択から。
①カセットコンロ
②エマージェンシーシート(https://yamahack.com/773)
③カップラーメン
答えは…①②③全部。理由について一つずつ解説します。
①カセットコンロ
避難所はほぼ火気厳禁です! もちろん禁煙。トラブルの元というより、禁止されているので、持っていっても使えません。
②エマージェンシーシート
音です。音が気になって寝返りが打てなかったという話もあり、気遣いが原因のストレスにもなります。それだけ人が出す音に対して敏感になりイライラする精神状態になってしまうのが避難生活です。
③カップラーメン
番組では匂いに触れていましたが、他にもお湯がなくてつくれない(水やほかの飲み物でもつくることはできます)とか、飲み残したスープをどうするかという問題が発生します。
林先生が「エマージェンシーシート」をご存知なかったことに驚きましたが、防災を学んでいると、知っているのがあたり前だと思ってしまうことが問題だと感じました。初心に戻らせてもらった思いです。
第2問:地震や水害で避難所から帰った後に最初にとるべき行動は?
答えは…写真を撮るが正解です。罹災証明を発行してもらうために必要です。
実家の家の屋根が飛ばされた時の話をさせていただき、写真を何枚か送ってあったのですが、テレビに映った写真では罹災証明が発行されません。家が受けた被害がわかる写真を提出することが大切です。
罹災証明や写真の撮り方については、こちらのサイトにまとまっています。
https://machipo.jp/bousai/column/25495
第3問:災害に備えることはとても大事なことだけれど、準備が間に合わなかった時、明かりとりに代用できるものは何か?
答えは…ツナ缶とクレヨンでしたね。代用品は危険なので、講演などで紹介することはほとんどないのですが、警視庁のツイッターでも話題になっていて、万が一の時のために知っておいてもよい知恵としてご紹介しました。
警視庁Twitterの掲載記事
https://moc.style/world/keishicho-bousai-02/
しかし代用品は火災や火傷の恐れもあるので、本当に気をつけてほしいですし、地震の時は火を使ってはダメです。
そのため懐中電灯やヘッドライト、ランタン、ラジオなど電池で動くものは、切れていないか、液漏れしていないか、確認するためにも普段から使って欲しいです。ガスコンロもガスがあるかどうか、一週間に一度は鍋をするとか、いかがですか!?
お笑い芸人赤プルと共に学ぼう!ちょっくら防災!の他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/10/28
-
-
-
-
-
月刊BCPリーダーズ2025年上半期事例集【永久保存版】
リスク対策.comは「月刊BCPリーダーズダイジェスト2025年上半期事例集」を発行しました。防災・BCP、リスクマネジメントに取り組む12社の事例を紹介しています。危機管理の実践イメージをつかむため、また昨今のリスク対策の動向をつかむための情報源としてお役立てください。
2025/10/24
-
-
「防災といえば応用地質」。リスクを可視化し災害に強い社会に貢献
地盤調査最大手の応用地質は、創業以来のミッションに位置付けてきた自然災害の軽減に向けてビジネス領域を拡大。保有するデータと専門知見にデジタル技術を組み合わせ、災害リスクを可視化して防災・BCPのあらゆる領域・フェーズをサポートします。天野洋文社長に今後の事業戦略を聞きました。
2025/10/20
-
-








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方