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AIブームとリスクのあれこれ
第8回:AIを使って犯罪をどこまで未然に防げるか?
2002年に公開されたトム・クルーズ主演のSF映画「マイノリティ・リポート」には、犯罪を未然に防ぐために選ばれたプリコグと呼ばれる3人の予知能力者が登場します。3人はプールのような水面上に横になり、ひたすら犯行時のイメージが現れるのを待つという設定です。当時観たときは非現実的でいかにもSFチックな映画という印象でしたが、今日、まさにAIが予知能力者の代わりを果たせそうな勢いであることに、筆者は驚かざるを得ません。
2018/12/06
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ドローン飛行支援地図と保険セット
ブルーイノベーションと損害保険ジャパン日本興亜、日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は5日、ドローン飛行支援地図サービスと保険をセットにした「SORAPASS care(ソラパス ケア)」を発売した。スマートフォンアプリで飛行支援地図が利用でき、国内初の業務用とホビー用どちらの用途もカバーする保険が付く。
2018/12/05
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災害時でもカップヌードルを供給し続ける
「教科書通りに作ったBCPでは機能しない」。東日本大震災以降、BCPを構築してきた日清食品ホールディングスは、2017年からそれまでのBCPを根本的に見直す作業に着手した。同社が今もっとも重視しているのは、自社施設が被災するような災害時において、主要商品を供給し続けるために、各業務の意思決定を誰がいつまでにどう行うのか、その責任の所在とプロセス、時間制限の明確化だ。
2018/12/04
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セキュリティ文化の醸成と意識の高度化 ~2020年に向けて私たちにできること~
私たちの周りのセキュリティ「モノ」(4)液体物検査装置
8月の連載から私たちの周りにあるセキュリティ「モノ」についてお話をしています。今月は液体物検査装置について説明します。
2018/12/04
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安心、それが最大の敵だ
お雇いアメリカ人青年教師ウィリアム・ホィーラー:その精神と実践
「私は諸君に知識や技術だけを教えに来たのではない。本当に学んで欲しいのは、人類愛の精神である。神を敬う心である。また何ごとにもくじけない精神である」。
2018/12/03
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アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』
災害時の最新トイレ事情。国土交通省の動画とマンガは必見!
あと少しで12月。1年は早いですね!振り返れば、今年は災害の多い年でした。被災して、命が守られたその後に最初に困るのは何でしょう?連載を読んでくださっている方は即答できますよね。命が守られたら、次はトイレです。今回は災害時のトイレの最新情報をお伝えします。
2018/11/30
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衝撃に強い保護フレーム付きドローン
ブルーイノベーションは設備点検などに有用な、保護フレームで覆われた球体ドローンの販売に注力する。6月にスイスのフライアビリティ社と業務提携の調印を正式に行い、同社の球体ドローン「ELIOS(エリオス)」の日本での独占販売契約を締結した。目視が危険な箇所で衝撃に強い球体ドローンによる点検を提案していく。
2018/11/30
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ワールド ファイアーファイターズ:世界の消防新事情
本当に効果的な火災防御訓練とは?
消防が行う各種訓練にはさまざまな目的がある。 実火訓練を行う場合も、状況予測訓練を行う場合も、管轄内の地域災害特性や季節的な二次的活動リスクなど、親シナリオと子シナリオを工夫することで、同じ時間内に行う訓練内容であっても、より深く、実践に即した内容にできる。
2018/11/30
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五輪関係機関一堂で初テロ対処実地訓練
東京都は29日、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けたテロ対策実地訓練を調布市の味の素スタジアム(大会期間中の名称は東京スタジアム)で実施した。大会組織委員会や警視庁、東京消防庁、調布市のほか国からは内閣官房の関係者も訪れ、総勢約500人が参加した。3月に都が定めた大会期間中の対処要領に基づき関係機関が一堂に会し実地訓練を行うのは初の試みで、爆発物処理や負傷者救助などを実施した。
2018/11/29
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女芸人赤プルの「防災は片付けから始めよう!」
スフィア基準について学んできました!
お片づけ防災芸人の赤プルです。少しだけお久しぶりになりました!前回、「話を聞いて衝撃を受けた内容を伝えたい!」と、書き始めたはいいけれど、全くまとまらない。頭抱えて思い切ってお休みさせてもらいました。
2018/11/29
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BCI Global Awards 2018、日本人初の栄誉の殿堂入り
事業継続マネジメント(BCM)の専門家や実務者による非営利団体BCI(注1)は6日、世界的な年次表彰「BCI Global Awards 2018」の受賞者を発表。ミネルヴァベリタス株式会社の松井裕一朗氏が東南アジア地域ならびに日本人初の「Hall of Fame(栄誉の殿堂)」(注2)入りを果たした。
2018/11/28
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日赤、幼児に危険気づかせる防災教材
日本赤十字社は8月下旬から全国約1600の幼稚園・保育園に対し防災教材「ぼうさいまちがいさがし きけんはっけん!」を無償で配布している。地図上に危険箇所を記入する図上訓練の要素を取り入れ、幼児に災害時の危険をわかりやすく説明できるようにしている。
2018/11/28
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葛西優香の23区防災ぶらり散歩
第8回【豊島区】防災は全区総出で平時から取り組むべきこと(上)
豊島区は、人口28万9240人(2018年10月1日現在)、大きく4つに分けると、「池袋」、「大塚・巣鴨・駒込」、「長崎・千早」、「雑司ヶ谷・目白」エリアがあります。「池袋」では、一日の乗降者数は250万人を超えるとのこと。「大塚・巣鴨・駒込」には、毎年行われる「東京大塚阿波踊り」や「すがも中山道菊まつり」などイベントが開催されたり、園芸の地として賑わいを見せていた駒込など、花に彩られた街並みが続きます。「長崎・千早」は、豊島区の西側に位置し、絵や彫刻を勉強する学生向けのアトリエ住宅「アトリエ村」や日本のマンガの歴史をつくった手塚治虫や石ノ森章太、赤塚不二夫、藤子不二雄が住んだトキワ荘が所在していた芸術や文化を発信する町です。「雑司ヶ谷・目白」は、大学や庭園が広がり、緑が多い街並みとなっています。2015年には、新庁舎が移転、また分譲マンションの大量供給が、いわゆる都心回帰を促し、豊島区の人口は増加傾向になっています。
2018/11/27
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海外のレジリエンス調査研究ナナメ読み!
第60回:10年間にわたって続けられているBCIのサプライチェーン・レジリエンス調査
これまで本連載では、BCMの専門家や実務者による非営利団体であるBCI(注1)によるサプライチェーン・レジリエンス調査の報告書を度々紹介してきた(注2)。ここ数年はBCIが毎年11月上旬に開催している「BCI World Conference and Exhibition」(注3)で最新の調査結果が発表されるのが恒例になっており、2018 年版も例年通りカンファレンスの場で11月6日に発表されたので、早速ここで紹介したいと思う。
2018/11/27
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五輪へ豊洲企業間の掲示板で情報共有
IHIやSCSK、アスクルなど東京都江東区の豊洲地区にある20社で構成する「豊友会(ほうゆうかい)」は15日、今年度第2回の見学会・連絡会を豊洲にあるIHI本社で開催。同社の製品・技術を展示した「IHIフォーラム2018」の見学のほか、連絡会では日本ユニシスから2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた情報共有掲示板の実証実験報告が行われた。
2018/11/27
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代替電源機能せず、現金の信頼性再認識
今年(2018年)9月6日早朝に北海道の胆振地方で発生した地震(北海道胆振東部地震)では、最大震度7を記録し、41人の方が亡くなるという、大きな被害が発生した。そして、北海道全域で停電が発生する等の影響により、経済活動にも大きな影響が発生した。この地震は、今後の企業のBCPを考える上でも、多くの教訓を残したと言える。下記はそれについて、まとめたものである。
2018/11/26
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安心、それが最大の敵だ
ライン川紀行~“父なるライン”を行く~
5年前(2013年)のことである。私は、8月末から9月初めにかけてライン川を1週間かけて下った。当時の紀行文を一部リライトした上で再録することをお許し願いたい。私には忘れがたい海外視察の<豊かな旅>だったからである。
2018/11/26
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現場の声でこうなった!「安否確認オクレンジャー」
大手システムメーカーや通信、IT、警備会社など様々な企業が参入し、百花繚乱の様相を呈しているのが、災害時に従業員の無事を調べる安否確認システムだ。数多くある安否確認システムの中でユニークなルーツを持つ株式会社パスカルの「オクレンジャー」が、使いやすさで支持を集めている。
2018/11/26
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マンション高齢化リスク回避へ計画を
大和ハウス工業グループのマンション管理会社である大和ライフネクストは、マンションの建物と住民の高齢化リスクをテーマにした「-築30年からの-あなたのマンションの将来を設計する本」を11月に刊行。管理組合などに配布する。22日にはマンション管理士で同社ゼネラルマネージャーの丸山肇氏が東京都江東区の東京ビッグサイトで開催の「第2回 団地マンションリノベーション総合展」で講演した。
2018/11/22
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安否確認サービスは不要?
芦埜「森さん、今日は宜しくお願いします。入社して1週間ほど経ち、安否確認サービス2の機能については大体分かってきたんですけどその正直、電話やメールで安否確認を行うこととの違いが、まだ上手く自分の中に落ちてきてなくて」 森「わかりました。では今日は、そのあたりを中心に話していきましょう。」
2018/11/22
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アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』
その避難所は「当事者の意見」が反映されていますか?
災害に遭われた方が、避難所でも尊厳ある生活を確保するための国際基準「スフィア基準」。この基準が実際に避難所でどう生かされているのか。先週につづき国内外の反映例の報告です!
2018/11/22
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ワールド ファイアーファイターズ:世界の消防新事情
AIはどこまで火災現場を革新できるか?
2016年11月2日、NASA(アメリカ航空宇宙局)のジェット推進研究所(カリフォルニア州パサディナ)は、AUDREY(Assistant for Understanding Data through Reasoning, Extraction and sYnthesis/理由付け・抽出・分析によるデータ理解アシスタント)という人工知能(AI)を使った、消防活動支援システムが、国土安全保証省とNASA共同開発が始まったと発表した。
2018/11/22
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サイバー攻撃備え企業は守るもの把握を
デル・テクノロジーズグループでサイバーセキュリティ事業を担う米RSAプレジデント、ロヒット・ガイ氏は18日、東京都内で報道関係者向けの講演を行った。世界におけるサイバー攻撃の動向や企業に求められるリスク管理戦略について説明した。
2018/11/22
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AIブームとリスクのあれこれ
第7回:AIの未来がコワすぎる5つの理由(後編)
前回は、米国のメディアCNBCがAIの未来について専門家から意見を聞いてまとめた「5つの脅威」のうち2つの脅威をご紹介しました。今回はその後半、3つの脅威について考えてみましょう。
2018/11/22
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NTT東、北海道地震の停電で電源車
NTT東日本は21日、報道機関向けに設備見学会を東京・千代田区の同社霞ヶ関ビルで開催した。建物内の中継・交換設備や地下にケーブルを通している「とう道」のほか、同ビルでの停電時の対応として蓄電池や非常用発電機、さらに9月の北海道胆振東部地震でも活用された非常用電源車を用意し備えている。
2018/11/21