危機管理担当者にお役立ち情報
連載・コラム
計画の実効性を高めるための足場と手掛かり
目標に向かってあれこれ計画してみるけれど、不満足な結果が多く、実効性が上がらない。そんなことが多いと感じたら、迷わず手帳の目立つところに「SMART!」と書いてみましょう。SMARTは、漠然とした目標に確かな手掛かりと足場を与え、確実にゴールにたどり着くための枠組み。リスクマネジメントにも役立つこの枠組みの使い方を解説します。
2022/05/12
出水期に向け「福祉避難所マニュアル」の活用を
8割以上の市区町村の福祉避難所には個別のマニュアルがなく、訓練もしていないのが現状です。そのため(一社)福祉防災コミュニティ協会は、福祉避難所の開設・運営マニュアルをホームページで無償提供しました。重要となるポイントを示しながら手順を具体的に記載、テンプレートも付けています。出水期を前に、市区町村や関係団体はぜひ活用してください。
2022/05/09
行政の関わり方が全然違う日米の観光船運航
知床を観光する人気のツアーで大きな海難事故が起きました。私が住む唐津も海のレジャーが盛んで、多くの商船が活動しています。今回の事故は決して他人事ではありません。事故をゼロにすることは難しくても、限りなくゼロに近づけることはできます。一つの例として、アメリカ・マイアミの水陸両用車による市内観光ツアーを紹介します。
2022/05/06
本音で語らなければ同じ事故がまた起きる
知床観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」の悲惨な事故に対し、杜撰な安全管理や意識の低さなど、会社の責任を追及する厳しい声が続出しています。もちろん、会社の責任は免れようのない事実。しかし、感情的な攻撃・糾弾だけでは本質的な問題に向かうことができません。今回は再発防止の観点から、この事故の問題点を検証します。
ピクトグラムアートシェイクアウト訓練
東日本大震災の津波では、防災無線や避難を呼びかける声が聞こえない聴覚障害者、耳が遠い高齢者、日本語が分からない外国人などが逃げ遅れたという話を聞きました。その後、読字障害(ディスレクシア)、軽度の知的障害者、視力の弱い高齢者、子ども、地震を経験したことがない外国人など、さまざまな理由から情報の利用に困難を抱える情報弱者(災害弱者)の問題があることに気が付きました。
第8回:苦情の実態:自治会長との対話
この連載は、事故や災害など突発的な危機が発生した際にどう対応すべきかを、架空の地域サッカークラブが危機に直面したというストーリーを通して、危機対応のポイントを分かりやすく紹介していきます。第8回は、正確で具体的な情報を引き出す
2022/05/01
命にも関わる気持ちの乱れにどう備える?
突然降りかかった災難で自分の心を追い込まないためには、心の予防策と初動対応が必要です。日頃の意識づけを予防策とするなら、災難に際していかに心を落ち着かせるかが初動対応。しかも単に落ち着くだけでなく、素早い行動にもつなげなければなりません。登山を通じてリスクマネジメントを考える連載第2回は、心の初動対応を考えます。
2022/04/28
「GoTo=感染拡大」という意図的な誤誘導
感染者を特定、隔離して拡大を防ぐのは感染症対策の基本。しかし「だから行動規制が必要」とするのは論理の飛躍です。状況を客観的に見る限り、強力なロックダウンでなければ感染抑止の効果があるとはいえない。にもかかわらず「人流=感染拡大」の煽りはやまず、GoToトラベルなどは中断に追い込まれました。コロナ対策としての行動規制を考えます。
2022/04/25
第177回:洪水による経済損失の状況やトレンドを世界規模でとらえる
今回紹介するのは、2021年における自然現象による災害の発生状況や、これらによる経済損失、保険金の支払額などを世界規模で分析した結果に基づいてまとめられた報告書。災害の全体的な現状やトレンドを把握することができる。
2022/04/20
コロナがもたらした人的なリスク
コロナ禍によって、企業は多くの影響を受けている。こうした影響は新たなリスクの発生を引き起こしている。こうしたリスクには、サプライチェーンでの新しい課題など、多様なものがあるが、その中にヒューマンリスクも存在する。企業にとっては、人材リスクも含めて、改めてヒューマンリスクに対応することが求められている。これら新たなヒューマンリスクの動きは、損保業界での最新のトレンドとして把握することもできる。こうしたリスクは損害保険の請求につながるからである 。
2022/04/19
登山はまさにセルフリスクマネジメントだった
登山は、たとえ有名ブランドの山であっても、安全が保証されるものではありません。条件に応じたリスクの収集・洗い出し、低減と未然防止、いざ顕在化したときの備えと計画など、登山はまさに「セルフリスクマネジメント」の宝庫です。本連載はビギナー登山者の主人公が出くわすさまざまな場面を物語風に仕立て、リスクマネジメントの教訓を学びます。
2022/04/14
第176回:世界の事業継続関係者は気候変動リスクへの適応にどのように取り組んでいるのか
BCMの専門家や実務者による非営利団体であるBCIが気候変動や異常気象についてまとめた調査報告書。今回紹介するのは、世界の事業継続関係者が気候変動リスクに対してどのように認識し、取り組んでいるかを知る手掛かりとなる。
2022/04/13
5連動大災害という最悪シナリオに備える
前回は南海トラフ地震の影響を西日本目線で考えましたが、東京本社企業はその前後に首都直下地震、富士山噴火が起きる最悪のケースも想定しておかなければなりません。特に問題なのは富士山噴火で、ライフラインの停止が長期化し、半年から1年程度の移転を余儀なくされる可能性もあります。カウントダウンを14年と仮定し、限られたリソースで何ができるかを考えます。
健康も害するパワハラ 全職場で防止措置
ハラスメントは人権侵害行為であるとともに、職場の雰囲気が悪くなる、仕事の生産性が落ちるなど、健康経営の観点からも重大な問題です。2020年6月1日に「改正労働施策総合推進法」が施行され、中小企業においても4月1日からパワーハラスメント防止措置が義務化されました。今回は、パワーハラスメント防止対策の内容を確認します。
目的・効果論に立てば全員マスクはもう不要
マスクに対する議論が活発になってきました。3月に開催されたG7の映像を見て分かる通り、世界ではもうノーマスクが主流。岸田首相は現地ではマスクなし、帰国すればマスク着用という不可思議な構造です。これが日本国内で適切に議論した結論であればいいですが、実際は感情論に支配された結果に過ぎません。目的・効果論からマスクの問題を考えます。
2022/04/11
人工衛星の「目」を防災・危機管理に生かす
質・量ともに長足の進歩を遂げ、観測できる事象の幅も広がった人工衛星。これをどのように防災・危機管理に活用できるでしょうか。取り組みの一例を紹介します。
2022/03/31
猟銃の所持者を減らしたくない地域の事情
地方では害獣駆除のために経験豊富な猟友会メンバーが必要です。しかし、高齢化により人材は年々減少。今後銃所持の条件が厳しくなれば返納は一層進み、猟友会は機能しなくなるでしょう。里山の農家の方々にとっては、それは死活問題です。規制を厳しくしつつ、駆除員も確保しなければならない。自然の恩恵を受ける私たちみんなの課題かもしれません。
保育園防災の第一歩はまず保育園を知ることから
規制緩和により、さまざまな形態の保育園が増えた今、都心のオフィスビルや商業施設の中の保育園も少なくありません。こうした状況は自治体も正確には把握できておらず、災害対策は園任せになっているのが実態です。今回はそうした保育園の現状を紹介します。
2022/03/30
第174回:世界のBCM関係者が今後起こり得る脅威をどのように評価しているか(2022年版)
BCMの専門家や実務者による非営利団体であるBCIが毎年行っている、世界のBCM関係者が今後起こり得る脅威をどのように評価しているかを調査したレポートの2022年版。過去12カ月間に影響を受けたリスクや脅威の評価結果を見ると、パンデミックの影響は依然として大きいものの、2021年版が発表された当時に比べれば、ある程度は沈静化してきたと見ることができそうだ。
2022/03/29
公共トイレ内は「当然」禁煙です!
先日、私と同様に知的財産権を取得した名刺サイズの防災グッズを開発されている方に出会いました。避難時の持ち出しは、両手があくようにリュック、プラスαでポケットに入る名刺サイズの防災グッズがあればと思って開発していました。日本の標準的な名刺サイズは縦が55ミリ、横が91ミリ、厚みは0.2ミリです。「どんな服にもポケットが付いている」「いつでも持ち運びできる」から名刺サイズなのです。
2022/03/27
「コロナ非関連死」の数をもう無視できない
一般に入手できるオープンデータからコロナ死の実態を見てみると、状況の明らかな変化が分かります。第5波以降、陽性者は増えても致死率は低下し、重症者数も大きく減少。その結果、死者の大多数を今まで以上に高齢者が占めることとなりました。逆にいえば、高齢者以外のリスクは今まで以上に低下しています。基準を変えるときに来ています。
2022/03/26
自治体にみる一燈照隅から萬燈照国への力
内閣府は2021年度、市区町村の努力義務となった避難行動要支援者の個別避難計画作成について、その効果的な作成手法を全国に展開するモデル事業を実施。3月15日にオンラインで「成果発表会」を開きました。同事業のアドバイザリーボード座長を務めていた私の視点で、モデル事業から学んだことを3点にまとめてお伝えします。
2022/03/25
もう無視できない脱炭素化乗り遅れのリスク
10カ月にわたる連載も今回が最終回。ここでもう一度、マルチハザードの中で最大の脅威となっている「気候変動リスクへの適応」を取り上げます。企業がこれに立ち向かうには実効性あるCO2削減努力と気候災害への備えを並行して進めなければなりません。心地よいスローガンを掲げて満足せず、具体的な対策をPDCAに当てはめて実践していきましょう。
2022/03/24
「自分の命をどう守る?」 防災ポーチをきっかけに災害対策を
防災を考えるよいきっかけになるのが「防災ポーチ作り」です。仮にお出かけ中に被災したとして、手元に何があったら自分の命が守れるか—そう考え、持ち歩いても負担にならない重さの中で、役立ちそうなグッズを詰め合わせてみる。これがとても効果的なトレーニングになるんです。
2022/03/15
ハイブリッド戦に備える
リスクマネジメントの第1歩とも言えるリスクの洗い出しに課題を持っている企業は少なくありません。「他社はどのようにやっているのか」「単純作業のように毎年行うことに意味があるのか」など、疑問や課題を感じている企業も少なくないのではないでしょうか? 今回は、リスクの洗い出しの目的や手法、改善のポイントを解説します。
2022/03/14
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セミナー・イベント2026年リスク地図 解説セミナー― 危機管理白書で読み解く次の備えとDX戦略 ―
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独自調査災害時通信システムの導入率は63.5%衛星電話が27.9%で最多
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再考・日本の危機管理-いま何が課題か「チャイナリスク」の変化と対峙せよ
事例から学ぶ富士山噴火に全社をあげて対策
防災・危機管理ニュース三菱製鋼の特殊鋼製造に影響=日鉄室蘭地区の火災で
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味の素が挑む全社的リスクマネジメントの再構築
組織化するサイバー攻撃 企業はどう立ち向かう?
多重・連鎖型リスク時代のBCP──専門家×ITベンダーが語る“本気の備え”
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危機管理白書2026年版
月刊BCPリーダーズ2025年上半期事例集【永久保存版】
危機管理白書2025年版
2023年防災・BCP・リスクマネジメント事例集【永久保存版】
危機管理白書2024年版
2022年下半期リスクマネジメント・BCP事例集[永久保存版]
危機管理白書2022年版
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