危機管理担当者にお役立ち情報
連載・コラム
沖永良部台風――9月の気象災害――
気象庁は、顕著な災害を引き起こした気象現象に特別の名称を定めることがある。これまでに、現象名に島の名前が使われた台風が4つあり、そのうちの3つが宮古島(沖縄県)であることは、「幻の第4宮古島台風」(本連載2023年9月掲載)で述べた。今回は、残る1つである沖永良部島(おきのえらぶじま)を襲った、1977年9月の沖永良部台風をとりあげる。
2026/09/23
相次ぐ水害、垣間見えたハザードマップの死角
今年の夏は、全国各地で記録的な大雨が続き、河川の氾濫や内水氾濫による被害が多発しました。水害は地震と異なり、数時間から数日前に気象情報などで予測ができるため、事前に準備や避難などが可能です。ただ、いわゆる鉄砲水は予測が非常に難しく注意する必要があります。実際、これらの水害は日本のどこでも、毎年のように発生し、大きな影響を及ぼしている災害です。防災月間である9月は、あらためて水害への備えを考えます。
2026/09/17
相次ぐレベル5特別警報 × 帰る道は、決めてありますか
「正門前の道路が冠水しています」。今日の午後、この一報が入ったら、社員をいま帰らせますか。それとも敷地に留めますか。 雨が強くなる前に帰す。良かれと思って、多くの会社がその判断をしています。8月の千葉では、2700台以上の車が水に浸かって路上に残されました。 門を出た社員は、どの道を通って帰りますか。
2026/09/10
見落としがちな在宅での防災
日本で大きな地震があると、社内のリスク担当責任者は、自社の防災体制やBCPに不備がないか見直しすることになると思います。ただ、それは建物が耐震化されているか、あるいは防災備蓄が十分にあるかなど、あくまで社員が自社の建物の中にいることが前提となっています。しかし、実際の地震は社員の就業時間内に発生するとは限りません。むしろ時間の長さから言えば、休日や夜間に発生する確率が高いと言えます。自宅で被災した従業員が自分や家族の命を守れず、職場に復帰できなければ、企業の事業継続も困難となるでしょう。そこで、今回は社員の自宅防災を考えます。
2026/08/19
令和8年熊本地震 × 避難のあとに問われる危機対応
令和8年7月28日、熊本県で最大震度7を観測する地震が発生しました。工場や商業施設が被害を受け、多くの会社が操業を止めています。その日、多くの会社で、同じような時間が流れていたはずです。
2026/08/18
被災現場での災害福祉コーディネーション
7月28日に発生した熊本地震では、福祉施設も大きな影響を受けました。そうした中で、熊本県の福祉関係者は、発災直後から施設を回り、情報を集め、物資を届け、人をつなぎ、行政や医療関係者との調整を続けてきました。その中心で活動してきたのが、一般社団法人「熊本県介護福祉士会」会長の石本淳也氏です。今回は筆者が、石本氏に、発災直後から現在まで、福祉の現場で何が起き、何が支援を支えたのかをヒアリングしました。
2026/08/17
大雨が降ると断水が起きる――8月の気象災害――
電気・水道・ガスなどの「ライフライン」は、どれが止まっても困る大切なものだ。水道の機能が失われる断水の影響はきわめて深刻だ。本年7月28日に発生した熊本地震の被災地でも、広範囲に断水が発生し、猛暑と相まって、本稿を執筆中の8月13日現在もなお、被災者たちを苦しめている。
2026/08/16
七夕豪雨――7月の気象災害――
1974年7月7日は、参議院議員選挙の投票日であった。夜、テレビで開票速報が放映されている頃、静岡市付近で雨が強まってきた。その降り方は尋常でなく、「大雨」などという言葉で片付くような生易しいものではなかった
2026/07/27
冷凍食品大手にサイバー攻撃 × 攻撃されたのは一社、止まったのは5000社
攻撃を受けたのは、一社でした。冷凍食品と低温物流を手がける大手が、サイバー攻撃でシステム障害を起こし、倉庫の入出庫と冷凍食品の出荷が止まりました。ところが、棚から商品が消えたのは、その一社だけではありませんでした。
2026/07/24
「最後のよりどころ」介護施設を支援する重要性
災害は誰にでも起こりますが、大きな被害を受けるのは、高齢者や障がいのある人など、もともと生活に困難を抱えている人たちです。高齢者が増え、地域のつながりが弱くなっている今の日本では、介護施設の役割はますます重要になっています。介護施設は、高齢者の命を守る最後のよりどころになっています。介護施設への支援を充実させることは、高齢者だけでなく、地域全体の命を守ることにつながます。
2026/07/01
6月の上陸台風――6月の気象災害――
今年は、6月3日に台風第6号が和歌山県南部に上陸した。これは、気象庁の台風統計が整っている1951年以降では4番目に早い上陸であり、6月の台風上陸は2012(平成24)年の台風第4号以来、14年振りの出来事となった。
2026/06/24
小学校の音楽室から出火 × 正解を待てば煙が回る × あなたの会社は、確証がなくても動けますか
東京・北区の小学校で6月19日、大規模な火災が発生しました。20日付けの時事通信の記事によると、音楽室では当時、5年生24人が授業中で、40代の女性教諭が臭いに気付いて準備室の扉を開けたところ煙を確認。火災報知器が作動し、駆け付けた男性教諭が初期消火をしたが消せなかったということです。
2026/06/23
1963年の梅雨――5月の気象災害――
1963年5月、西日本と東日本は長雨にたたられた。植物の生育期にあたるこの時期の長雨は農作物への影響が大きく、特に収穫期を控えた麦類は全滅に近い被害を受けた。
2026/05/24
クルーズ船の集団感染疑い×6年後の問い×あなたの会社の予兆対応は何時間で動けますか
「クルーズ船で集団感染の疑い。3人が死亡しています。厚生労働省は国内で拡大する可能性は低いとしています」 このニュースを聞いて、2020年2月のダイヤモンド・プリンセス号を思い浮かべた方も、いらっしゃるのではないでしょうか。横浜港に停泊する大型客船。連日報道される感染者数。当時、多くの企業の危機管理担当者が、テレビの前で何かを感じ取っていたはずです。
2026/05/11
羅臼だし――4月の気象災害――
表題から、知床特産の羅臼だし昆布を思い浮かべる向きがあるのかもしれないが、今回のテーマは北海道羅臼地方の局地風、だし風(かぜ)なのである。だし風とは、谷間から平地や海に向かって吹く強風をいう。
2026/04/26
辺野古沖転覆事故、校長スピーチ批判を読み解く
辺野古沖転覆事故をめぐって、亡くなった生徒の高校で、校長先生が始業式で行ったスピーチについて、ネット界隈で批判が集中し、先鋭化しています。筆者は、偏った視線で一方的に追求するのは、負の連鎖を生み出し、同じ穴のムジナになりかねないと警鐘を鳴らします。教育現場には、批判に向き合う姿勢や、やましさのない話し合いの場などが必要だとしています。
2026/04/21
免震ビルは万全か?揺れによって変わる事業継続への影響
BCPでは活断層型地震、プレート境界地震、プレート内地震、それぞれの異なる揺れの性質や津波発生の可能性を考慮することが重要です。揺れによって事業継続への影響も変わってきます。
2026/04/15
リスク視点でみる辺野古沖転覆事故
沖縄・辺野古沖で起きた転覆事故では、未来を嘱望された高校生や船長が犠牲となりました。船舶の運航などに関して、余りにも杜撰で理不尽な実態が明らかになりつつあります。一部のメディアには、核心に触れたがらない様子も見えます。筆者は、事故には複数の異なる問題が混同されているとして、再発防止を含めてリスク視点で丁寧に検証していく必要性を訴えています。
2026/04/13
クラウドもAIも止まる状況にどのくらい耐えられますか?
イメージ(Adobe Stock)平日の午後2時過ぎ。宮古島全域の電気が、突然止まりました。信号が消え、レジが止まり、キャッシュレス決済もアプリも使えなくなりました 。復旧までにかかった時間は4時間半です 。「4時間半ならそれほど長くはない」と感じた方に、一つ問いかけます。
2026/04/04
彼岸の雪――3月の気象災害――
今年の3月は17日が彼岸の入り、20日(春分の日)が彼岸の中日で、23日が彼岸の明けである。3月の彼岸の頃になると、すっかり日が長くなって、いよいよ春本番を迎える。日本列島の各地で、次々と桜開花のニュースが聞かれる。最近は桜の開花が早くなり、東京での平年日は3月24日だが、彼岸中に咲き出すことも多くなった。春の彼岸はそんな時節だが、東京では、彼岸になっても雪の積もることがある。
2026/03/24
突然のシステム停止を想定した訓練シナリオ
月曜の朝、出社したところ、突然、受注システムに入れない事態が起きました。海外委託先の認証基盤に障害が起き、復旧見込みは不明。同じタイミングで物流が乱れ、主要部材の到着遅延も避けられそうにありません。
2026/03/22
「いません」は点検、「います」が訓練
2月22日、 東京都墨田区の東京スカイツリーで発生したエレベーターの停止事故では、6時間近くが経過した後、隣接するエレベーターからプロの手で救出されました。しかし、大規模な震災では、あなたのビルにプロは来ません。隣のエレベーターも動いていません。そこにあるのは、鉄の箱に閉じ込められた同僚と、インターホンを握りしめるあなただけです。「インターホン越しに『頑張ってください』としか言えない自分に、耐えられますか?」
2026/03/02
福祉サービスに災害時対応を標準化する
2025年度は災害救助法、災害基本法等の改正があり、救助の種類に「福祉サービスの提供」が位置付けられました。これを受け、厚生労働省の社会保障審議会福祉部会報告書に「災害に備えた福祉的支援体制について」が記載されました。災害時に福祉サービスを確実に届けるには制度的な支援が不可欠。今回はこの報告書を読み解いていきます。
2026/02/24
帯広の大雪――2月の気象災害――
北海道の南東部、日高山脈の東側に位置する十勝(とかち)地方は、農業王国として知られる。畑作農業が盛んで、じゃがいも、ビート(甜菜)、豆類、トウモロコシ、小麦などを産するわが国有数の農業地帯である。酪農や畜産業も盛んだ。この地域の食料自給率は1170パーセントに達する。つまり、この地域は、この地域で消費する分の10倍以上もの食料を生産し、他地域に供給している。わが国最大の食糧基地と言っても過言ではない。
南海トラフ発災 × 現場の孤立 × 本社の指示を待てない30分
あなたは訓練を「やりたくない」と感じていませんか。それは正常な反応です。100人の命を預かる立場で「津波が来たらどうするか」を真剣に考えることは、怖いことです。でも、考えないままでいると、その怖さは消えません。むしろ、心のどこかでずっと残り続けます。
2026/02/16
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危機管理とBCPのおススメ本
危機管理白書2026年版
月刊BCPリーダーズ2025年上半期事例集【永久保存版】
危機管理白書2025年版
2023年防災・BCP・リスクマネジメント事例集【永久保存版】
危機管理白書2024年版
2022年下半期リスクマネジメント・BCP事例集[永久保存版]
危機管理白書2022年版
2022危機管理標語カレンダー【秋編】
2022危機管理標語カレンダー【夏編】
2022危機管理標語カレンダー【春編】